第二新卒看護師として「遺伝子診療科」へ転職!

遺伝子の異常により起こる疾患を診療する部門の事を言います。自分や家族の遺伝子が、子供や孫などに遺伝すると言う意味の遺伝ではなく、自分の体内の遺伝子情報である、染色体や遺伝子配列の異常、突然変異などにより起こる病気を診療します。

単一遺伝子疾患に限らず、がん、糖尿病などの多因子疾患においても、現在では、遺伝子が関与していると考えられるようになってきました。生活習慣病と言われている分野においても研究により遺伝子が絡む素因があると分かっており、その診断や治療、研究を行う機関です。

また、これまでにも研究を繰り返し行われてきた先天性疾患や先天性異常の診断、自分や家族の体質異常、これから生まれてくる子供、胎児の遺伝子異常の検査や状態を知る為の診察も行っています。

遺伝にまつわる不安や疑問、悩みの相談の場であり、診断、診察を行う部門のことを遺伝子診療科と言います。

遺伝診療科で身につくスキル

遺伝診療科に努める看護師の身につくスキルとして、認定遺伝カウンセラーと言う資格があります。遺伝子診断を受けたい患者さんやそのご家族に適切な遺伝子情報や、その結果による必要で適切な社会的支援が受けられるよう情報提供や各機関との連携調整を図ります。また、その結果による精神的ダメージやショック、受け止め方による気持ちの変化に対応できるようカウンセリングや精神的サポートを行います。

そうすることで、今後の生活や社会的支援を受ける心の準備を行い、必要な支援を選択肢、意思決定できる支援、そのサポートを受ける計画や準備、申請を行うことを支援します。

認定遺伝子カウンセラーには、最新遺伝子医学の知識を持ち、専門的なカウンセリング技術が身についていること、倫理・法的・社会的課題に対応でき、各機関との連携調整役として仕事を果たせる人材に与えられる資格です。

最低条件として、大学レベルの教育を受け、寡黙履修制度等を利用し、単位取得している事が条件です。人間科学系科目、自然科学・医療系科目の取得が必要です。認定養成課程が開設されている学校は、日本国内では11の大学院のみとなっています。第二新卒看護師では、すぐには取得が難しい分野です。職場と相談し、大学進学などの修学支援などが必要です。

遺伝子診療科の看護師の仕事

遺伝子、染色体、先天疾患などの情報や疾患については、患者さん一人一人のプライバシーであり、他に知られたくない部分であったりするデリケートな分野であります。医療界であれば、倫理的、尊厳的に十分守られるべき部分であり、その情報の取り扱いには細心の注意が必要です。

結果によっては、患者さんやそのご家族の人生を大きく左右させ、予測できない未来や将来を想像し、生活支援や社会的支援を考えていかなければならない結果も予測できます。難病や先天性異常、悪性新生物などの一生付き合わなければならない、今後悪化を予期出来る疾患を取り扱うケースが多く、精神的にも十分な配慮が必要となります。

専門的な資格を持っていないにしろ、患者さんと関わる時間の多い看護師は、カウンセリング技術やコミュニケーション技法を必要とされます。
新人看護師で、経験が浅くとも、その方の思いや苦しみ、恐怖などの心の痛みに寄り添い、相談を受け入れ、適切な指導と助言の知識を要します。

そして、その患者さんを支える人々の負担や辛さを理解し、少しでも思いを吐露し、気持ちを発散できるような関わりを必要とされます。そして、求めうる支援やサポートの情報提供とその連携や申請方法の理解をし適切に説明できる知識も要求されます。

今後の発展が期待される遺伝子診療科

遺伝子診療について、これまではタブーとされてきた分野であったり、まだ解明されていない部分が多く、その診療の必要性や信憑性にについて疑問視する声があり、あまり活発に議論されていない分野でもありました。しかし、昨今の研究により、遺伝子の異常や変異により予測される疾患や予防医療の解明がなされてきました。

その為に、その遺伝子情報による今後、自分や家族に予測されうる疾患や、お腹の中の胎児の遺伝子異常の有無などの診断が出来るようになってきました。その結果により出来うる予防対策や、胎児でいえば出生前診断による妊娠継続の判断等、個々の置かれた状況により、様々な対応がなされるようになってきました。

今後より研究が進み、その信頼性が高まると、癌の罹患素因や、糖尿病などの生活習慣病の罹患素因などの解明による予防医学の進歩、出生前診断によるその子の遺伝子異常の受け止めなどのあらゆる可能性の判断を求めることが高まると予測されます。

カウンセリング資格を持っていない看護師に至っても、この診療科に勤めたい看護師であれば、その方の思いに即し、思いを受け入れ相談、助言立場から話が出来る技能を求められるようになります。また、デリケートな分野である為、看護師としての倫理観とプライバシーへの配慮を十分理解した従事が必要とされる診療科でもあります。新人看護師では、少し対応しきれない困難事例もあるでしょう。精神的プレッシャーやストレスは多い診療科と考えられます。

遺伝子診療科への転職を考えている新人看護師さんへ

遺伝子診療科という診療科は、どこの病院にもあるようなありふれた診療科ではない事はお分かりでしょう。日夜進化する先進医療の研究開発をする大学病院や、専門の公的機関に従事する事で勤務出来ることがあり、多くの求人があるわけではありません。

次世代医療を担う研究機関に勤務すると言う事が多く、待遇や勤務条件については、大学病院等の条件と同等になる事が多いです。よって、遺伝子診療科だからと特別待遇と言う事ではなく、大学病院や任された病院の一診療科看護師と同じ給与、待遇となります。

大きな病院で働く新人看護師の中には、ここに初めから配属される事もあるかもしれません。通常の心身を病めた患者さんとは少し違った対応やフォローが必要な診療科と言う特性を考えた仕事と、深く患者さんとそのご家族に心を寄せる事が重要になります。

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