第二新卒看護師として「老年科」へ転職!

老年医学とは、高齢者を対象とした医学で、認知症、関節痛など、加齢により起こりうる疾患、転倒、肺炎、感染症、薬剤の副作用など、生理的変化に伴いおおりうる変化に対応する診療科です。

高齢者は、年を重ねた為に低下した生理的機能や順応性により成人とは異なった病態や病気の出現を特徴とする場合があります。そのような典型的でない高齢者の身体的変化に対応できるように高齢者の身体的状況に特化した知識を持つ事がこの診療科の特徴でもあります。高齢者が自立して、安寧で暗転的な生活が行えるよう、老年科は複数の診療科の知識を必要とした複合科的な役割も行います。

認知症を患う、認知症を有しながら複数臓器の疾患を持ち治療を要する等、一人一人に必要とされる治療内容や生活上の注意点が異なり、個別性重視となる診療科です。

老年科で看護師の身につくスキル

老年科には、高齢者が訪れる診療科です。よって、高齢者への対応技術が身に付きます。高齢者特有の疾患や、特有の症状、典型的でない症例との遭遇などおぼろ化されることが多いのも老年科の特徴でもおあります。また、心身的に衰えを感じる高齢者を気遣う、優しく看護、介護する技術とコミュニケーションスキルを養う事が出来ます。

認知症の方との関わり、難聴や目の見えにくい方のと関わり方など、あらゆる身体的特徴ある患者さんとどう関わればよいかという経験を積むのには良い環境でもあります。新人看護師は、まず患者さんを看ることを身につける必要があります。その方に寄り添い、そのペースをつかむ看護が出来るようになるには良い学びの現場となるでしょう。

また、高齢者と関わると言う事で、身体的に要介護状態の方も多く存在します。そのような対象者の身体的看護やケア、処置には体力が必要となります。体力と力を養う事が出来、必然的に自分にとっても相手にとっても安楽な介護方法の習得が可能です。実戦力と柔軟な対応を求められる老年科ですので、新人看護師の看護ケアの習得には打って付けの診療科です。

老年科の看護師が取得可能な資格

●老年看護専門看護師
看護師の国家資格を有し、老人看護関連の施設において実務経験5年以上ある看護師が受験可能です。この資格の条件として、修士課程を修めることが必須で、第二新卒の看護師には、まず大学へ進学し所定の過程を修めることが必要となります。高齢者の意思決定を促し、人間としての尊厳を守る事を支援する目的でつくられた専門資格です。

●認知症認定看護師
認知症に特化した知識と対応スキルを持った看護師に与えられる資格です。この資格についても、大学同等レベルの学歴取得と専門課程の習得が条件となり、第二新卒看護師は、大学の過程を修める必要性があります。新人看護師には必要な経験年数をこなすと言う、臨床経験を認められます。着実な資格取得へのキャリア充実の為に長い期間をかけて高齢者と関わる老年科で看護技術と多くなってきた認知症患者との関わりを身につける事も看護師として大きく成長できる事でしょう。

老年科で働く前に知っておきたい事

日本では、5人に一人が高齢者という調査結果が得られています。高齢者に多い疾患として、高血圧、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害、悪性新生物、認知症などがあります。命に関わる重篤な症状を有する高齢者も多くいます。よって、治療が長期化し、生活全般にサポートが必要となるケースや、疾患の進行により介護、看護度が高まるケースも多くあります。

老年科では、高齢者特有の疾患の知識、それに対応する技術が必要なことと、その人のペースに合わせたケア、落ち着いて話を聞く姿勢が求められます。まだ経験の浅い新人看護師は、日々の業務に追われて患者さんの本心や表情を見落としがちとなります。高齢者は、若者のように速く動いたり早く決断することができません。そこを理解して老年科では仕事をすることが患者さんとの関係を築くのに大切です。

■老年科で働くメリット
これから増えてくると考えられる高齢者医療への対応技術と知識、高齢者への対応方法が身に付きます。複数の疾患を併発する高齢者に対応するために、幅広い診療科や疾患への対応力が身に付きます。また、高齢者と関わる、高齢者に必要な配慮したコミュニケーションスキルを身につけることが出来ます。

日々の業務でゆとりのない新人看護師は、高齢者とコミュニケーションをとり、ゆっくりと関わる事が出来る、人と人のつながりを感じられる、看護師としての心の成長が見込める診療科でもあります。

■老年科で働くデメリット
認知症や、高齢者のゆったりとしたペースに合わせられない看護師の方には不向きな分野でしょう。高齢者の特性を理解したうえでも、柔軟な対応が出来にくい看護師には勤まらない分野です。認知症患者の方への対応が苦痛と勤まらない看護師が多い事もこの診療科の特徴です。夜間、ナースコールを分からず何度も押したり、徘徊や暴言などの症状が出現する事も予測されるのが老年看護です。新人看護師では、それに対応しきれない、こんなはずじゃないと退職していく看護師も多くいます。

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