第二新卒看護師として「小児外科・新生児外科」へ転職!
外科の中でも特に幅広い知識が身に付く診療科
小児科というのは、子供の病気全般を診ているので、子供が病気になったときに、どこの診療科を受診するのかわからない場合には、小児科を受診するのが常識です。それと同じように、小児外科は子供の病気を治療するための手術などを行う診療科なので、いろいろな外科の知識が必要になります。いろいろな知識が必要になるということは、経験を積んでいくことで幅広い知識を身に付けられるということを意味しているのです。
外科の場合であっても、脳の病気であれば脳神経外科、呼吸器の場合であれば呼吸器外科に分かれているのですが、小児外科は子供の病気全般に対応している外科なので、体全体の知識が身に付きます。新人看護師の場合にはまだ独身で子供がいない人が大半を占めているでしょうが、もし子供ができて病気になったとき、小児外科で学んだ知識は必ず役に立つでしょう。豊富な知識が身に付けられる反面、第二新卒でも採用してもらいやすいというメリットもあるのです。ちなみに新生児専門の外科で、新生児外科という診療科もあります。
小児外科の求人状況や待遇
小児外科でもやはり看護師の人数は不足しているので、第二新卒でも積極的に採用していますし、求人自体も多く出ているのが現状です。求人の数が多いということは、その分じっくりと検討して就職先を選べるということなのですが、待遇はどのようになっているのでしょうか。待遇面に関しては、他の診療科と同じように、職場によって差がある程度開いているものの、大体看護師の平均的な給料になっていることが多いでしょう。
小児外科の場合には手術後の入院が必要になるので、看護師は夜勤を行う必要があります。夜勤を行えば夜勤手当が付くので、夜勤手当がもらえることで、給料がその分高くなります。手当や福利厚生などは一般的な看護師とそれほど変わりませんし、医療関係の職場ではかなり優遇されていると言えるでしょう。このように求人状況を調べ、待遇に不満が内科を検討してから転職をしないと、同じ失敗を繰り返してしまうことになります。
小児外科・新生児外科に転職したい新人看護師さんへ
■患者だけではなく親への対応も重要
看護師は、患者への対応がとても重要になることは知っていますよね。しかし、小児外科の場合には、患者への対応だけではなく、患者の親への対応も必要になるのですが、その理由はもうわかっているでしょう。小児外科は子供が患者になるので、当然親を安心させてあげるような配慮がなければ勤まりません。そのためには病気に関する知識は十分なければいけませんし、しっかりと事実を伝えなければいけないので、対応がとても難しいんですよ。
特に子供は手術と聞くと大人以上に怖がってしまうので、できる限り怖がらせないような配慮も必要になります。検査などでは一時的であっても親と離れ離れになるのですが、幼児などは親と少しでも離れることがとても不安に感じることがあるのはわかりますよね。よって小児外科に勤務する看護師は、ただスキルだけを高めていくのではなく、患者や親への対応がどれだけできるかも重要になる診療科なのです。
■小児外科に向いている看護師
看護師であっても向き不向きがありますし、新人看護師ではまだ自分がどこの診療科が向いているのかわからない人も多くなっています。そこで小児外科に向いている看護師はどのような人なのかを簡単に紹介させていただきますね。やはり小児外科は子供の治療を行っているので、子供好きというのは絶対条件です。また、幅広い知識が身に付くので、向上心の高い人や、幅広い知識を身に付けたいという人にも向いています。
このように小児外科の特徴を知っておけば、現在の職場を退職して、第二新卒として別の職場で頑張りたいと考えている看護師でも、次の職場で失敗しにくくなるんですよ。もちろんメリットやデメリットもしっかりと理解しておく必要があるのですが、親の中には看護師に当たり散らすような人もいるので、精神的に強い人が向いている職場と言っても過言ではありません。