第二新卒看護師として「内視鏡室」へ転職!

内視鏡とは、人体内を観察するために出来た医療機器で、カメラを内蔵し、先端を鼻腔、口腔、肛門などから挿入し、内部映像をとらえます。喉頭内視鏡は、一般的に耳鼻咽喉科にて鼻腔、咽頭、喉頭、食道を観察します。

上部消化管内視鏡は、消化器科において食道、胃、十二指腸の観察を行います。十二指腸内視鏡は、胆管、膵管の造影、処置に使用され、特殊内視鏡では胆管内部まで観察可能です。小腸内視鏡は、内視鏡先端にバルーンがあるタイプで小腸の観察を行います。大腸内視鏡は、下部内視鏡ともいい、直腸から結腸の観察を行います。

この他、カプセル内視鏡もあり、小型カメラを内蔵したカプセル状の内視鏡を口から服用して、胃から大腸までを撮影します。肛門から排泄されて検査終了となります。内視鏡室では、内視鏡の検査のみではなく、内視鏡化における処置や手術も行われます。腹腔鏡下手術、内視鏡治療なども内視鏡室で行われます。

夜勤が無いため、病棟での勤務に比べると体力的な負担が少なく、夜勤シフトが辛くて第二新卒看護師としての転職を考えている方におすすめの職場です。

内視鏡室での看護師の役割

内視鏡室で働く看護師に求められることは、安全に、適確に、迅速に対応できると言う事です。マニュアル化された内視鏡室の看護業務では、患者さんの安楽性と安全性を確保し、目的とする検査を苦痛を軽減して行うと言う使命があります。新人看護師においてもこの熟練した技術が求められ、患者さんからすれば慣れていないから「この子は嫌だ」と内心思われている事もあります。

実際、何回も失敗していれば、他に人にしてほしいという要望があるのも実情です。担当医師と患者さんと密に会話を交わし、機械、器具の準備、麻酔などの前処置の確認や準備等を計画的に行う必要があります。消化器系疾患であれば、一日に何件も行うと言う事もある為、テキパキと確実に業務をこなすというスケジュール管理も必要となります。

消毒、滅菌などの対応も熟知しておく必要があるため、新人看護師もマニュアルを理解しておく必要があります。マニュアルアルールが守られているか、共に働く看護師同士のコミュニケーションにより事故やヒヤリハットを未然に防ぐ事も看護師の役割です。

内視鏡室の仕事で身につくスキル

内視鏡検査の専門的技術を養う事が出来ます。医師の直接介助を行う為、検査技術の習得が可能です。内視鏡専門の検査室勤務である為、毎日同じような検査や介助を繰り返すことが出来、新人看護師にでも早期に業務内容や対応になれる事が出来ます。機材の準備、操作、機器の消毒や滅菌、画像の分析力、粘膜切除や焼灼方法、処置方法などを専門的に学ぶことが出来ます。

患者さんへの説明力を養う事も出来ます。まずは、検査についての説明に置いて承諾書や検査方法の説明を毎回行うようになります。どのように説明すれば分かりやすい内容となるか、年齢や発達段階、病状などに応じた臨機応変な対応が迫られます。そして、繰り返し患者さんに説明や指導を行う事で説明能力を身につけることが出来ます。

患者さんの恐怖や不安に対しての対応が出来るようになります。これから行われる検査や処置について患者さんは、多くの疑問と恐怖を抱えます。それに気付き、看護床として対応し、より安心して検査が受けられるような関わりが出来る看護師になれます。

最後に、仕事の作業効率、能率を上げられると言えるでしょう。一人の患者さんに長い時間かけると、次の患者さんの診察に影響が出ます。それを理解しているのが内視鏡室看護師ですから、おのずと一人にかける時間を短縮できる工夫を考えます。

新人看護師ではもたつく作業でも、ベテラン看護師であれば淡々とこなすと言う事があります。新人看護師は、ベテラン看護師がどのようにしているのかをしっかり観察し、その技能を盗むことが仕事の効率化を図る上で大切です。

内視鏡室に勤務する看護師の関連資格

●内視鏡技師
日本紹介内視鏡学会認定の資格で、正看護師、准看護師も取得可能な資格です。もちろん新人看護師のもチャレンジ可能な資格です。

●臨床検査技師
国家資格である為、その専門学校に進学する必要があります。検体を多く取り扱う内視鏡検査室では、あれば有効な資格です。

内視鏡室の仕事に興味がある新人看護師さんへ

患者さんの検査に対する緊張は測り知れません。それを緩和できるコミュニケーションスキルや説明能力が必要です。また、新人のような若い看護師に「大丈夫ですよ」とにっこり笑われたら、少し気持ちが和らぐでしょう。看護師は、患者さんの緊張を解きほぐすよう安心できる対応が求められます。

また、患者さんには様々な方がいます。認知症、複数の疾患保有者、小児など年齢や健康段階は様々です。検査前後の対処や注意事項などが自分では守られない人もいます。未然に事故を回避できるような対応方法を、臨機応変に考える必要があります。

■内視鏡室で働くメリット
内視鏡室の検査は、診療時間内に検査を終わらせ、患者さんがかかる診療科での診察が終えると言う特徴があることから、残業が少なく、日勤のみと言う事が多いです。休館が少なく、予定検査や予定手術と言う形をとることが多く、勤務形態的に自分の都合を合わせやすいという勤務条件がメリットです。

また、マニュアル化された対応方法が徹底されることが多く、創意工夫して何かをすると言った看護が苦手な人にも間違いなく着実に業務をこなせるのが内視鏡室の特徴です。そして、内視鏡、消化器に特化した専門性を持つ看護師になれるという事も内視鏡室の良いところです。

■内視鏡室で働くデメリット
一般的な看護技術の習得は困難です。マニュアルを実践することにより事故を防ぎ、安全に検査を行う場合が多く、決められた時に決められた事を行うという作業の徹底が求められるのが内視鏡室の特徴です。よって、病棟で行う看護ケアや医療介助や補助などは経験することができません。

新人看護師は、同じことの繰り返しが嫌になると言う事もあります。内視鏡看護のスペシャリストに興味の無いかたには、働くメリットは無いでしょう。

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