職場に溶け込めないと感じている新人看護師さんへ
新人看護師の悩みのつとつとして、職場に馴染めないという声を聞きます。
半年経っても、笑えない、尻込みする、気軽に話せる職員がいないと孤独を感じる新人看護師もいます。
では、何故そのような状況にあるかと考えたことがありますか?
周囲の雰囲気や空気はどうですか?
自分の行動や言動は空気を読めた内容になっていますか?
馴染めない理由は、自分要因と他者要因、空気や雰囲気などがあります。
この状況は、新人看護師を不安にさせ、仕事を辞めようかと考えるきっかけとなったりします。
では、職場に馴染む方法を考え、楽しく明るく看護業を行えるようになりましょう。
職場に馴染めない理由として考えられること
職場に馴染めない理由は、職場の雰囲気、自分の性格、職種の不適合等があります。自分の変化で何とでもなったり、自分ではどうにもならない事もあります。
その理由について考え、自分でどうにかなることがあれば、職場になじむ努力をしましょう。
●新人を受け入れない雰囲気
そもそも、新人教育や新しい人間を受け入れないという初期場雰囲気があることがあります。いじめ体質や排除傾向など、女の多い職場ならではの雰囲気がある場合があります。
●性格が引っ込み思案
自分自身の性格がそうさせる場合があります。挨拶もあまりできない、自分から先輩に声をかけたり話しかけられない場合、先輩もその新人にどう接して良いかわからないことがあります。
だから、声もかけられないし、対応しにくいと案じている先輩看護師もいます。
●仕事自体に慣れることが出来ない
業種や分野に興味を感じられない場合、新人看護師は、所ごとに前向きになれないことがあります。
そんな時、先輩や教育担当者は、面白くないし教え甲斐が無いと新人看護師に関わることを躊躇します。また、教わっても失敗を繰り返す、何度も同じ事ばかり言わせる新人看護師に嫌気をさす場合があります。
新人看護師が職場に溶け込む方法
仕事に関して「ヘルプサイン」を出す
助けを求めましょう。そうする事で、会話や疎通が生まれます。そこから人としての繋がりや関わりが始まる場合があります。
出来ないこと、不安な事を「助けてください」「教えてください」と声をだしてください。看護師にとって、頼られることは喜びです。面倒見の良い先輩から関わりや馴染みが出てくるでしょう。
挨拶や返事をしっかりとする
やはり、出来なくても失敗をしても、挨拶やお礼、返事が出来る新人は、目をかけたいものです
しかし、仕事もできない、挨拶もできない新人はどうでも良い存在になります。
人として必要最低限のマナーをもって、気持ちよく仕事が出来るように配慮しましょう。そして、笑顔で「ありがとうございます」が言える新人看護師になりましょう。
いじめ体質や陰湿な職場の場合
そのような場合は、開き直って、しつこいくらいに先輩や上司に声をかけてください。そして、頼りにしてください。
そうする事で、新人看護師自身を見る目が変わり、受け入れてくれるようになる事もあります。
実体験ですが、初めの三カ月、全く教えてくれないし、相手にしてくれなかったときがありましたが、どんなに厳しく当っても辞めない、頑張る姿を見せた時、半年を前にして笑顔で教えてくれだした職場がありました。
成長できるよう自分で努力する
学びの無い新人看護師に手助けがしたい先輩はいないでしょう。教わったことを次に確実に出来る新人看護師は、受け入れ、共に働きたい存在です。
よって、教わったことをメモに取り、振り返り、自分の知識や技術にする努力をしましょう。努力の出来る新人看護師は、仲間に入れてくれます。
私生活を含めた話をする
やはり、身近に感じてもらうためには、自分を出すことも必要です。
休憩時など、自分の私生活やプライベートを公開する事で壁をなくすことが出来るかもしれません。時に、先輩の方から話を振ってくれることがあります。
そんな時に、引っ込み思案にぼそぼそ話すのではなく、それをきっかけに楽しく話せる事で職場に馴染みやすくなります。
職場に溶け込めずに悩んでいる新人看護師さんへ
楽しく明るく看護を行う為に、職場に馴染むことは重要です。
勤務先の職場の雰囲気が排除傾向だったりいじめ体質であれば、なかなか仕事を続けられないかもしれません。
その場合は、遠慮せず転職という選択を選びましょう。人間関係良好な職場はいくらでもあります。
しかし、その前に自分の力でどうにかならないか考えてみましょう。
挨拶やお話しする事から始めましょう。自己開示する事で、受け入れられやすい状況を自ら作り上げていくことができるかもしれません。