申し送りが苦手な新人看護師にアドバイス

新人看護師の苦手業務の一つに挙げられるのが、申し送りです。簡潔明瞭に、次の勤務者へ、自分の行った看護や処置を伝え、次の勤務者がしなければいけない事を伝えます。

新人看護師は、自分のした看護や業務を思い起こし、言葉にして伝えるだけでも不安や心配があるのに、先輩看護師に伝えると言うプレッシャーと過緊張状態に苦痛を感じます。

では、先輩看護師に指摘を受けない上手な申し送り方法を知り、先輩看護師が良い看護を出来るよう引き継ぎを行えるように準備しましょう。

先輩からの指摘されやすいポイント

申し送りをしていると、先輩看護師からたくさんの指摘を受けます。申し送りは、伝わらなければ意味がありません。先輩看護師は、何が重要で、何を気をつけて、何をしていけばよいかを知りたがっています。

上手く伝えたいことをまとめていない、何を伝えたいか重要点を自分自身が分かっていないと、先輩からのきつい指摘はやむことがありません。

それは、患者さんにとって良い看護をしたい、安全に患者さんに看護を提供したい為で、新人看護師をいじめたいわけではありません。そして、看護職者として働く上で、責任もって伝えると言う事は重要業務です。

何をしたの?

業務や指示をその勤務帯で何かしたのかどうか、その行った業務の結果はどうであったのかを伝えます。緊急で行った検査や処置があれば伝え、その検査結果が出ていれば、状態を伝えます。処置で観察した事、異常や正常の判断のもと伝えます。

看護ケア、日常生活ケアに関しても、入浴をした、清拭をしたなど、そしてその時の状況を報告します。例えば、状態に異変があり採血をした時、どういう状況で採血指示が出て、その結果、診断があり、○○の治療を開始されている、何時に○○の注射などの指示が追加されているなどと変更事項を伝えます。

どうしてそれが必要なの?

何かの指示やケアが追加された場合、その理由と共にその必要性を伝えます。例えば、手術後で入浴禁止指示があった時、翌日よりシャワー浴から可能の指示があれば、明日よりシャワー欲が出来るよう申し送ります。

いつ何があったの?

状態変化や急変があった、転倒事故やインシデントがあった時、「いつ」「どうして」「なにがあった」「その後の対応は」といつもの違う事があった内容を伝えます。そこからの指示や追加事項も伝えます。

これから何を注意していけばいいの?

患者さんの状態は日々、時間により変化していくものです。その時々で観察点や注意事項は異なります。自分の勤務帯で行ってきた、これまで継続してきた看護の結果、今後何が予測されて、何に注意していくべきかを伝えます。

例えば、夜間せん妄で、前勤務帯で転倒事故を起こした等と言う場合、再度夜間せん妄を起こす事が予測されます。前勤務帯で考えられた対策や、予防事項などを伝えます。

申し送りの準備

申し送りには、準備が必要です。複数人受け持ち、看護活動をしていた看護師は、その時必要なことを瞬時にまとめて伝えることは至難の業です。

特に新人看護師は、その時間の業務をこなすことに精いっぱいで、振り返っても、振り返りきれない場合があります。

よって、その時に行っているケアや処置の重要事項をメモや、記録の隅に記載しておく事で、申し送りの前に見て、「今日はこんなことをした」「今日はこんなことがあった」とキーポイントを思い出す事が出来ます。そうする事で、申し送れるよう準備する工夫が必要です。

申し送りが上手な看護師になるために

申し送りが上手になるためには、申し送りを何度も経験し、指摘を受け、どのように伝えれば、簡潔明瞭に伝わりやすいかを理解出来ることが必要です。その為に工夫点について説明します。

情報収集をしっかりと行い、事前準備を行う

まず、自分の勤務帯の情報収集を行います。その情報収集の結果、自分が行うべきケアや処置、看護の注意点をまとめます。その情報の中、看護活動を行える事で、自分の行う看護が印象的に頭の中に残ります。

情報収集も中途半端で看護活動を行っていると、自分が何をしているのかわからず、申し送る時に「結局自分は何を目的にして看護活動を行ったのか」ぼんやりとしか覚えていないと言う事になります。よって、情報収集を行う事は、申し送る際に重要な事項なのです。

上手な先輩の申し送りを聞き、参考にする

申し送るキーポイントは、自分が申し送る際に指摘を受けることの他、先輩看護師の申し送りを聞いて参考にするということが出来ます。どのような流れで申し送っていくのか、言っていることを聞きます。申し送りには、流れが重要です。どの順番で何を伝えていくか先輩の申し送りを聞いてみましょう。

メモで整理する

頭で考えることは、先輩・申し送りを前にすると「頭が真っ白」と直前で無理になることがあります。メモを取り、何が重要で、何を伝えなければいけないかを考えでポイントをまとめておく事が必要です。

また伝わるよう、申し送り前にプリセプターなどに言いたい申し送りを聞いて貰い、あらかじめ練習する事も良いでしょう。

回数をこなし、自信を付ける、落ち着く

まず、申し送りは回数をこなし経験する事が必要です。そして、申し送りの苦手意識を払拭し、落ち着いてゆっくりでもよいので伝えていきましょう。

重圧による過緊張状態は、まとまらない原因です。深呼吸して、落ち着いて伝える努力をしましょう。

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