第二新卒看護師として「放射線科」へ転職!
放射線科というのは、レントゲンやCTと言った放射線検査を行う診療科ですが、検査を実施するのは診療放射線技師と呼ばれている人になっています。それでは看護師がどのような仕事をしているのかというと、検査内容を患者に詳しく説明し、レントゲン室などに案内しています。病院では内科でも整形外科でもレントゲンを撮るときにはその診療科に所属している看護師が行います。
放射線科が単体で存在していることは珍しいので、大半は他の診療科と一緒になっています。よって案内は他の診療科の看護師が行い、レントゲン室に入っていたら、放射線科の看護師が説明を行うという病院も多くなっています。
わかりやすく患者に説明するためには、やはりレントゲンやCTのことを詳しく知っていなければいけませんので、技術面ではなく知識が重要になる仕事です。新人看護師でも説明の上手い人と、あまりうまくない人がいますが、説明の上手い人に向いている診療科だと言えるでしょう。
■放射線科は大きく分けると2種類ある
放射線科というのは、大きく分けて2種類存在しています。1つは画像診断を行う一般的な放射線科ですが、もう1つは放射線治療を行う診療科です。両方とも放射線科とひとくくりにされていることもありますが、画像診断をする診療科を放射線科、放射線治療を行う診療科を放射線治療科と分けているところもあります。放射線治療科に勤務する看護師は、医師の補助や患者の介助なども行っています。
放射線科に第二新卒として転職を考えているという場合には、放射線科には大きく分けると2種類あるということを最初に知っておき、面接のときには仕事内容をきちんと聞いておくことが大切です。放射線治療の多くはがんの治療なので、いろいろな診療科から患者が訪れます。
基本的に放射線治療は病院で行うので、新人看護師はすでに放射線治療ができる病院に勤務している可能性も高いでしょう。そんなときには転職をしないで、放射線科で働きたいという希望を伝えるのがよいでしょう。
放射線科の仕事に興味がある新人看護師さんへ
■役立つ関連資格
放射線科に第二新卒として転職したいと考えている人の中には、何か資格を取得しておこうと考えることもあるでしょう。もちろん役に立つ資格もあるのですが、転職するときに資格の取得を考える必要はあまりありませんよ。他の診療科に転職するときと同じように、第二新卒は資格よりも面接対策や、書類対策を行う方が重要です。資格の取得は転職に成功してから考えましょうね。
では、放射線科で勤務するにはどのような資格が役に立つのかというと、レントゲン技師の資格がおすすめできます。レントゲン技師というのは、正式名称を診療放射線技師と言い、取得するのは難しいですが、持っていれば実際に放射線機器を使用することも可能になります。あとは認定看護師や専門看護師の資格を取得するのがおすすめですが、経験が何年か必要になる資格なので、まずは経験を積んでから取得を目指しましょうね。
■カウンセリングの仕事に就きたい人におすすめ
放射線科で勤務する場合には、看護師は患者に対してどのような検査や治療を行うのかという説明を行うことが多くなります。そのため、できる限り患者を安心させるような説明を行わないと、患者が不安がってしまうことはわかりますよね。医師が説明する場合もあるのですが、医師の場合には直球でものをいうことが多いので、患者が不安がることも多いんですよ。
だからこそ看護師が患者を安心させてあげる必要があるのですが、このような仕事はカウンセリングに近くなっているので、カウンセリングのスキルが身に付きます。よってカウンセリング関連の資格も役立つ職場と言えるでしょう。第二新卒でもカウンセリング関連の仕事に興味を持っているという人はいるので、カウンセリングの仕事がしたいけれど、どこの職場がよいのかわからないという人は、放射線科に転職することも検討しておくよいですよ。