第二新卒看護師として「精神科」へ転職!
ほとんどの診療科では、男性看護師よりも女性看護師の方が多くなっていますし、大半が女性看護師で占められていることも決して珍しくありません。しかし、精神科では現在男性看護師が求められているのです。
なぜ精神科では男性看護師が求められているのかというと、精神科の患者は、体自体は健康なことが多く、若い人も近年ではよく診療に来るので、診療中に暴れ出してしまう人もいます。そんなときには看護師がしっかり患者の体を押さえなければいけません。
しかし、女性では健康で若い男性患者を押さえるのは難しいので、力のある男性がしっかりと支えることが重要です。だからこそ男性の看護師が求められているのです。泌尿器科では現時点でも男性看護師の方が多いのですが、精神科はまだ泌尿器科ほど男性が多いというわけではありません。
そのため、第二新卒でも男性の方が採用してもらいやすい数少ない職場なので、男性看護師は精神科に勤務することも考えてみてはいかがでしょうか。もちろん女性でも普通に採用してもらえます。
■時間に正確な職場
看護師と言えば、勤務時間が不規則というイメージを持っている人も多いですし、実際に残業も多く、夜勤と日勤を繰り返す変則勤務が一般的です。クリニックであっても忙しいときには残業をしなければいけません。
精神科は外来患者は年々増加していますが、入院患者は他の診療科に比べて少なくなっている傾向にあります。しかも体が悪いというわけではないので、夜間に容体が悪化することはないでしょう。ただし、突然暴れ出してしまうことはあるので、暴れて物を壊したり、自分を傷つけてしまわないように注意する必要はあります。
精神科の入院患者は長期入院が多いので、夜勤がないというわけではありませんし、毎回時間に正確というわけではありません。それでも他の診療科から見れば、比較的時間に正確で、きちんと終了時間に帰ることができるのですから、この点に関してはメリットと言えるでしょう。実際に新人看護師が精神科に第二新卒として転職してくると、定時で帰宅できることが多くてびっくりするという体験談を載せている人もいるのです。
精神科の仕事に興味がある新人看護師さんへ
精神科は産婦人科や泌尿器科のように、性別に関係している診療科ではなく、男性でも女性でも診療に来る人がいる診療科です。しかし、実際には男性患者が圧倒的に多くなっているんですよ。現在では女性が働きに出ることも多いのですが、やはり男性の方が働いている人は多いですよね。しかも不景気で昇給やボーナスもなく、増税で生活が厳しい家庭も多くなっています。家に帰れば家族とうまくいかないこともありますよね。
だからこそ精神科に来る患者は男性の方が圧倒的に多いんですよ。しかも近年では高齢化社会ということもあり、認知症患者が増えていますし、若い人がうつ病になる傾向も増えています。精神科に第二新卒として転職を希望している人は、いろいろな年代に対応しなければいけないということと、男性患者が多いということを知っておいてから転職を決意するべきですよ。ある程度現場を状況を知っておくということも、転職のときには必要不可欠ですよね。
■患者の個性に合わせる臨機応変な対応が必要
世の中にはいろいろな性格の持ち主がいますよね。精神科に来る患者も同様で、以前の患者はこのような対応をしたら喜んでいたけれど、現在の患者はあまり快く思っていないということも頻繁にあるんですよ。しかも精神科を受診しているのですから、かなり精神的にダメージを受けている人ばかりです。
そんなときには相手の性格に合わせ、臨機応変に対応しないといけませんね。自分がよかれと思って行ったことであっても、相手を不快にさせてしまう場合もあるんですよ。よって看護師自身も精神力が強くなければいけませんが、転職するときにはよく考えなければいけません。何もわからない第二新卒だからという理由は通用しないので、自分が臨機応変に対応できるかを見極めておきましょうね。