第二新卒看護師として「リハビリテーション科」へ転職!
他の医療関係者との連携が重要な診療科
多くの診療科では、看護師以外の医療関係者と連携をしていくことが大切なので、コミュニケーション能力は欠かせないのですが、リハビリテーション科は特に医療関係者との連携が重要視されます。通常は医師の指示に従って行動するので、医師としっかり連携ができていれば問題ありませんが、リハビリテーション科の場合には、他にも理学療法士とも連携しなければいけません。勤務先によっては看護師が直接リハビリに係わる場合もあるので、他の診療科以上にコミュニケーション能力が求められるのです。
リハビリが必要な患者は1日中リハビリをしているわけではなく、大体2時間から3時間ぐらい行うことが多くなっています。それ以外のときには病棟で生活をしているので、看護師の存在は必ず必要になりますし、容体がおかしければ医師に報告をする必要もあります。このように他の医療関係者との連携が大切であることを知ってから転職するようにしないといけません。ちなみに第二新卒でも採用してもらえる可能性は、他の診療科と同じくかなり高いので安心です。
介護スキルを身に付けられる
看護師が直接リハビリを患者と一緒にすることは少ないですが、リハビリが必要だということは、自力て移動する場合には補助が必要になります。トイレに行くときや飲み物を購入するときなどは、誰かに支えてもらわないと移動が困難です。もちろんこのような補助をするのは看護師の仕事になるので、体を支えて誘導するということも頻繁に行います。このようなスキルは介護関連でも必要になるので、リハビリテーション科でスキルを高めておけば、介護職に転職しても即戦力となるスキルが身に付きます。
このように相手の体を支えるということは、ある程度力がないと難しいのですが、実際には男性よりも女性の方が多くなっています。少し補助するだけで移動できる人も多いので、ちょっとしたコツがわかればそれほど力がなくても勤まるのです。そのためにはしっかりとスキルを身に付けることが重要ですが、第二新卒として採用してもらったばかりでは、スキルはまだ身に付いていません。だからこそリハビリテーション科の多くは最初にじっくりと研修を行ってから現場に赴いているのです。
リハビリテーション科に転職したい新人看護師さんへ
■将来性のある職場
現在は高齢社会と言われていますが、今後はもっと高齢化社会になっていくことは確実ですよね。そうなればリハビリテーション科はもっと忙しくなるので、縮小されてしまうということは考えにくいです。よって将来性が高い職場と言えるので、新人看護師の中でもリハビリテーション科に転職したいと考えている人も多いんですよ。将来性がある職場なら、今後もっと待遇がよくなる可能性もありますし、求人数自体も増加していくでしょう。
求人数が増えれば、看護師の数も増えるので、転職しやすくなるというわけですね。第二新卒として転職に成功し、スキルを身に付ければ、今度は自分が第二新卒に指導をする立場になり、実績を残せば高待遇も期待できるのです。今後伸びることがわかっている職場の1つがリハビリテーション科なので、まずは職場の特徴や自己分析をしっかりと行ってから、転職活動を行うべきでしょう。
■笑顔を絶やしてはいけない
リハビリを行っている人にとっては、看護師の支えというのは心強いものです。そんな看護師が、むっとした顔で嫌々自分の体を支えていたらどう思うかわかりますよね。リハビリを行う上で最も大切なのは、笑顔を絶やさないことです。これは新人看護師でも全く同じで、技術や知識はまだ未熟であっても、笑顔で患者に接するということはできるはずですよね。
笑顔で患者に接することができない人は、リハビリテーション科で勤務するには向いていませんよ。患者に対して笑顔を絶やさないということは、昔から行われてきたことなので、日本では看護師のことを白衣の天使と呼んでいたのです。それだけリハビリを行っている人にとっては、看護師の存在は重要なんですよ。