第二新卒看護師として「スポーツ整形外科」へ転職!
一般的な整形外科の場合には、スポーツ選手だけではなく、普通の人がケガをした場合にも治療を行っているのに対して、スポーツ整形外科というのはスポーツ選手やスポーツでケガをした人を専門にしている診療科です。そのため、来院するのはプロスポーツ選手やアマチュアであっても活躍している人が中心に訪れる診療科になっているのですが、スポーツ整形外科では医師や看護師だけではなく、スポーツトレーナーも関係しているので、多くの人と連携する必要があります。
よってどのような人とも連携できる人材を求めていますし、看護師以外の人とコミュニケーションを取ることで、いろいろな分野の知識を吸収できるというメリットがあります。特にスポーツトレーナーと医師の連携は必要不可欠ですし、看護師は基本的に医師の指示によって動きます。また、医師の処方などを伝えることもあるので、スポーツトレーナーという他の診療科ではあまり考えられない分野の人との連携が必要になるというのが特徴的です。
リハビリ全般の知識を吸収できる
スポーツ選手というのは若い人が中心なので、患者も若い人が訪れます。よって重症化することは少ないものの、リハビリが必要不可欠になるのです。もちろんリハビリはスポーツトレーナーや医師だけではなく、看護師も関係してくるので、リハビリの知識も身に付きます。リハビリの知識があれば、一般的な整形外科や接骨院、老人ホームやリハビリセンターでも通用する知識が得られますが、その分努力も必要です。
特に新人看護師の場合には、多くの知識を吸収しなければいけないので、その分大変になります。苦労して身に付けた知識は必ず役に立つので、まずはしっかりと知識を身に付けることから始めるべきでしょう。スポーツ整形外科でも第二新卒を積極的に採用している医療機関がありますし、研修制度を設けていることもあるので、頑張れば経験に関係なく多くの知識が得られる職場です。他にもリウマチや腰痛、肩こりや関節症などに関するスキルを高めることもできます。
スポーツ整形外科に転職したい新人看護師さんへ
■自分自身もスポーツを行っていたという人におすすめ
スポーツ外科というのはスポーツを行っている人向けの診療科なのですが、やはり自分自身も学生時代にはスポーツを行っていたという看護師もいるでしょう。しかも新人看護師や第二新卒看護師はまだ若いので、当時のことを忘れてしまったという人も少ないと思います。このようにスポーツをやっていた人には、スポーツでのケガが大変だということもわかっていますよね。
このように自分もスポーツをやっていたという人であれば、多少はスポーツの知識もあるので、スポーツ整形外科で勤務するには向いていると言えるでしょう。もちろんスポーツの経験がなくても勤務することは可能ですが、もし自分が行っていたスポーツで活躍している人が来れば、何とかして力になりたいと思うはずですよね。このような気持ちも看護師には大切なんですよ。
■スポーツ外科で勤務するときに役立つ資格
本来看護師は看護師の資格を持っていれば問題ありませんが、第二新卒の場合には看護師の資格以外にも何か資格を持っていると、面接で有利になることがあります。では、スポーツ整形外科に勤務する場合には、どのような資格を持っていると有利になるのでしょうか。第二新卒の場合には、あまり資格に捉われる必要はないのですが、持っていると有利になる資格の中に、理学療法士があります。おそらく聞いたことはありますよね。
理学療法士はリハビリを行うための資格なので、スポーツ整形外科だけではなく、一般的な整形外科であっても役に立つ資格なんですよ。ただし理学療法士の資格は国家資格になっているので、そう簡単に取得できるわけではありません。だからこそ持っていると有利になる資格なのですが、厚生労働省指定の学校を卒業しなければいけない難しい資格になっているんです。