第二新卒看護師として「急性期病棟」へ転職!
急性期医療や急性期看護についてどのようなイメージがありますか?
忙しそう、高度な知識が必要、ストレスが多そう、毎日クタクタになって、自分を振り返る余裕が無さそうなどとマイナス意見を聞くことがあります。この他、やりがいがありそう、看護師としての能力アップが叶いそう、最先端を経験できそうという輝かしい意見も聞こえます。
では、経験の浅い第二新卒看護師が急性期病棟で働く為の心構えや必要な知識について理解していきましょう。
急性期病棟ってどんな職場?
急性期病棟に憧れて入職した看護師でさえも、その大変さに3日、7日と短期間で止めてしまうと言う実態もあります。しかし、その忙しさを楽しみ、やりがいを感じて一生の仕事として選択する看護師も多くいます。
対象とする患者さんは、在院日数14日程度と10日から二週間と言う間に入れ替わりがあることが多く、慢性期病棟や療養病棟のように長く関わることが出来ないと言う特徴があります。
この病棟では、短期間の間に患者さんと関わり、身体機能の管理、治療による回復を目指す凝縮された関わり、濃厚な関わりを要求される現場と言えます。
看護師が急性期病棟で働くメリット
●やりがいを感じやすい
患者さんは、外科的治療のもと診療、経過を辿る為、その回復や治療結果を見出しやすいという特徴があります。治療や自分の行った看護を結果とし回復を実感する事が出来ます。まずは、その患者さんの短期間での治療終了と退院があります。
この他、状態安定を期にリハビリ病棟や療養病棟に転科する場合もあります。どれをとっても、回復、安定しなければ成せないことです。自分たちの行った結果が実感し易い、そこからあり害を見出しやすいのが急性期病棟です。
●プライドを高く持てる
急性期病棟の看護師は、術前管理から、時に手術に立ち会い、手術後の管理までを一挙に引き受けるケースがあります。
看護の知識以外にも、医師同等の医療知識が無ければ異常早期発見対処が出来ない、急変の多い病棟という特性に対応する力を発揮できない状況から、自己研鑽と能力開発に勤しむ看護師が多いのが特徴です。そのスキルに関してプライドをもって仕事に当たることをやりがいと感じる意識高い仲間が多いのが急性期病棟です。
●給与が高い
仕事の忙しさから残業が多かったり、夜勤が多かったりと何かと大変な急性期病棟では、多くの手当てや給与形態により頑張りに見合った報酬を得られやすいのもメリットの一つです。
看護師が急性期病棟で働くデメリット
●残業や残務が多い、忙しい
給与が高い要因として、残業が多い特徴があります。頑張りに見合った報酬が得られると話していますが、プライベートな時間や仕事後の時間やゆとりを持ちにくいと感じる場合があります。
仕事ばかりでは窮屈、私生活重視と考えている看護師にとっては、ストレスの多い職場となることもあります。
●体調管理が難しい
日々の仕事、業務量が多く、身体的疲労を抱えやすい、それに加え、残業や残務で休息を取りにくい急性期病棟では、体調管理が難しい実態があります。休んだと思えば、もう翌日と、疲労を回復させないまま次の人迎えたり、夜勤になることもあります。
夜勤も、急変や術後患者等、落ち着いている状況は無いと言っても良いでしょう。よって、身体的、精神的負担が多く、体調を崩してしまう看護師も多くいます。
急性期病棟の仕事に向いている看護師はこんな人
能力開発に積極的
急性期看護師は、迅速な対応と観察力、医療や看護の幅広い技術と経験を必要とします。特に新人や経験の浅い看護師は、無知同様から始めますので、自己の能力開発をしようとする意識が必要です。現場に対応できる能力を身につける意識が求められます。
ストレスに対し強い適応力があり、発散が上手にできる
急性期病棟は、肉体的にも精神的にも負担が多い病棟です。看護師に係る責任とプレッシャーも多く、精神的に追い詰められる場合もあります。係るストレスに対して発散し、溜めこまない気持ちの強さと自分に合った発散法の確立により仕事に適応来る力も必要です。
自分の意見や意思をしっかり持って仕事が出来る
仕事に置いて、急な変化や判断を要する急性期病棟では、気付いたことをはっきり伝えて異常早期発見や対応への対処が出来る能力が求められます。自分の知識や技量に自信が無く、はっきりしない対応は、後手後手に回り、良い結果を生みません。よって、自分の意見が知っカルと発言できる人間性が求められます。
急性期病棟の仕事に興味がある新人看護師さんへ
急性期病棟に転職したい新人や経験の浅い若手看護師は、やる気とスキルアップへの希望に満ち溢れた人材が多いことでしょう。では、新人看護師や第二新卒看護師が急性期病院に就職するための方法を探ってみましょう。
●教育体制がどうなっているか確認する
第二新卒看護師が急性期病院に適応するためには、まず、その病院の教育体制が重要となるでしょう。
急性期看護は、忙しく慌ただしい現場が予測されますが、その変化する患者さんの状態や、病棟の雰囲気や必要な医療知識と看護技術を習得するためには、現場に適応するための教育体制が整っているか、その新人職員を支える体制が整っているかが大切となります。
急性期病棟に適応するには、その看護師の適性も大切ですが、一人の看護師を育てる職場雰囲気と、そこで働く職員の受け入れ態勢により、新人看護師が続くかどうかが決まると言えます。
プリセプターシップ制を導入する医療機関、パートナーシップを導入する医療機関が増えていますが、その方法が適切に稼働し、新人職員が定着できる環境にあるかどうかが重要です。定着率の低い医療機関に就職してしまうと、なかなか自分自身も仕事を継続しにくい環境を想定できます。
●一人一人に与えられる業務量を確認する
適切に仕事が振り分けられ、遣り甲斐ある仕事が行えている職場であれば、忙しくとも明るく溌剌と仕事が出来ます。しかし、仕事量が多く残務の多い職場は、看護師一人一人がつかれていてギスギスシテいる人間関係が想定できます。残業が多く、私生活や休息をとる時間を十分に取れない状態ですと、特に新人看護師や若手の第二新卒看護師はストレスを溜めて早期退職に至るケースが多いです。
仕事場に定着する事を考えると、その職場の看護形態や業務量を知ることで、就職した時の自分に置かれる状況を考え、自分に勤まるかどうかの判断指標となります。
職場の詳細情報を知るために看護師求人サイトの活用がおすすめ
第二新卒看護師の急性期病棟への転職先を選定する上で、お勧めな方法は、看護師求人サイトを利用する事です。急性期病院への転職を考えても、自分に勤まるかどうかの不安があるでしょう。
その病院の特徴や教育体制、雰囲気や仕事内容等を求人サイトでは情報収集し、正しい情報を提供してもらえます。時に採用担当者の話を聞いたり、病院訪問をして客観的視点から待遇面、勤務要件、労働条件や目指す医療の方向性等の情報を集め、その内容を教えて貰えます。
そのあらゆる情報から自分で判断し、転職先を決定する事が出来ます。また、看護師側の転職先への希望や要望を聴取し、自分に合った転職先の情報を提供してもらえる事も活用するメリットです。職場選びに失敗したくない第二新卒看護師とって、必要な転職支援を受けられるのが、看護師求人サイトです。