第二新卒看護師として「脳神経外科」へ転職!
患者のケアを勉強できる診療科
脳神経外科というのは脳の病気を診療し、手術などを行うところですが、脳腫瘍や脳出血など、重病患者が来院するという特徴があります。場合によっては血管の病気や神経の病気であっても、脳に関係していれば脳神経外科に行くようになるでしょう。このように脳という部分を治療することに関しては、患者はかなりの不安を感じていることが多いので、看護師は少しでも不安を解消できるような対応をしないといけません。
しかも手術後はしばらく入院することが多いので、入院中のケアも看護師の仕事です。新人看護師であっても比較的早く体験する仕事内容がケアなので、自分でもどのようにするのがよいのかという勉強が必要になります。このような大変な診療科であっても、第二新卒や全く看護師経験のない人でも採用しているので、後は本人の努力と経験は重要です。脳神経外科でははっきりと言葉にできない患者も多いので、患者に応じて臨機応変の対応が必要になります。
管理力や観察力が身に付く
脳神経外科ではモニターをよく観察する仕事が多くなっているのですが、モニターをしっかりと観察する力を養うことで、集中力を身に付けることも可能になります。脳神経外科の患者は、頭蓋内厚モニターや動脈厚モニターなどを見る機会も多いですし、心電図を使用することもよくあります。少しでも異常があったら、すぐ医師に知らせなければいけません。よって患者をしっかりと管理する能力も身に付けられるでしょう。
看護師にとって観察力や管理力はとても大切で、脳神経外科だけではなく多くの診療科で必要不可欠な能力です。しかも新人看護師が勉強をして身に付くような能力ではなく、実戦経験で学んでいかないといけません。第二新卒として転職したときや、新人看護師の研修時には、当然先輩看護師がついてくれますが、先輩看護師に任せてしまうようではいけませんので、先輩看護師がどのようにモニターを見ているのか、どのように判断するのかという点まで観察しましょう。
脳神経外科に転職したい新人看護師さんへ
■脳神経外科で働く看護師のやりがいとは?
看護師の場合には、一般的なサラリーマンやOLと同じく、生活をしていくために仕事をしているという面もあるでしょうが、それだけでは看護師という仕事を全うすることはできないでしょう。やはりやりがいや使命感がなければ患者を救うことはできなくなりますよね。では、脳神経外科ではどのようなやりがいを感じることができるのでしょうか。やはり脳神経外科は重病患者が多く、手術後のケアが特に大切になるので、自分の担当患者が回復して帰宅するときに最も喜びを感じることができます。
自分が受け持った患者が元気になるというのは、やはり看護師をやっていてよかったと思える瞬間でもあるので、たとえ新人看護師でも、どこの診療科であっても同じようなやりがいを感じることができるでしょう。特に脳神経外科で重病患者を担当したときなどは、不安で仕方がないという看護師も多いでしょうが、回復してお礼を言われたときには涙が出そうになるぐらいうれしく思えるんですよ。
■自分に合った分野を見つけ出すことができる
脳神経外科というのはいろいろな病気の治療や手術をしています。しかも病気の内容や患者の容体によって、看護師の対応方法も変わってくるのですが、多くの脳神経外科では、自分が担当したい分野を選ぶことが可能な場合もあるんですよ。例えば脳卒中リハビリテーション看護、摂食や嚥下障害看護、集中ケアなどがあるのですが、自分に合っている分野を見つけることができるというのかなりのメリットでしょう。
第二新卒で転職してすぐの場合や、看護師の資格を取得してすぐの場合には、どのような分野が自分に向いているのかわからないという人もいます。このような人が、自分はどのような分野で仕事をするのが向いているのかを発見できる職場でもあるんですよ。だからこそ脳神経外科を希望して就職する新人看護師や、転職をする第二新卒看護師も多いのですが、やはり人材不足になっています。