第二新卒看護師として「乳腺外科」へ転職!
乳腺外科は女性看護師を必要としている職場
乳腺外科は乳がんの手術を中心に行うので、当然患者は女性となっているのですが、看護師はともかく、医師は男性が多くなっています。ある程度の年齢の女性であればあまり気にしない人もいますが、若い女性などは男性医師に検査をされることに抵抗を持っている人も多く、検査をしないで乳がんが悪化してから手術を行う場合もあるのです。女性看護師も女性患者の気持ちを分かっている人が多いことから、女性医師を必要としている診療科でもあります。
看護師も近年は男性が増えているのですが、やはり乳腺外科では女性の看護師を必要としているので、女性であれば就職しやすいというのも特徴です。現在では男女平等などと言われてきましたが、やはり女性に向いている、男性に向いている職場があるのですから、女性に向いている職場では女性を優遇するべきです。もちろん人材も不足傾向にあるので、女性看護師であれば第二新卒でも安心して就職できるでしょう。
乳腺外科で働くことで伸ばせるスキルは?
基本的に外科であれば、手術に使用する道具の管理、感染症対策や衛生管理、手術後のケアと言ったスキルを伸ばすことができるのですが、乳腺外科であっても同様です。しかし、乳腺外科では臓器に関する知識が身に付くというわけではありません。専門は女性の乳房なので、女性の看護師であれば決して他人事ではないのです。よって知識を身に付けておくことで、いずれは自分自身のために活かされる可能性もあるので、乳腺外科で得られる知識はきちんと身に付けておくべきでしょう。
昔は全摘出などもよく行われていましたが、現在では全摘出をしなくても完治する人が増えていますし、形成外科と連携している病院も多いので、再建術を行えば乳房が元通りになることもあるのです。このようにどんどん進歩している医療技術を身に付けることができるのも乳腺外科の特徴ですし、乳がんの検査がいかに重要であるのかも理解することができるので、新人看護師にはとてもよい勉強ができる診療科と言えるでしょう。
乳腺外科に転職したい新人看護師さんへ
■女性患者ばかりなので勤務しやすい
乳腺外科は患者が全員女性なのですが、このような診療科は産婦人科と乳腺外科ぐらいでしょう。他の診療科では男女関係なく来院することはわかりますよね。特に男性は看護師に文句をいう人が多いので、患者に文句をいわれて自身をなくしたことで辞めてしまったという新人看護師もいるでしょう。人によっては第二新卒として転職する場合もあるでしょうが、潜在看護師となってしまう人もいるんですよ。
もちろん女性でも文句をいってくる人もいますが、男性に比べると圧倒的に少ないので、やはり女性が多い看護師にとっては、患者も女性の方が働きやすいということを意味しています。現在では女性の医師も活躍しているので、女性の医師であれば、患者が来院しやすいだけではなく、新人看護師も働きやすいというのはわかりますよね。大変な部分も多いですが、医療関連の職場の中で働きやすいというのがメリットでしょう。
■持ち回りで担当することが多い
乳腺外科の場合には、病院だけではなくクリニックにも存在しているので、よく持ち回り担当を行う職場が多いということを知っておきましょう。持ち回り担当というのは、今日は外来を担当し、次の日は病棟を担当、次の週は手術室の担当という感じで、いろいろなところを担当することを言います。そのため、外来や手術室、病棟などの仕事が全て経験できるというメリットがあるんですよ。
逆にこれだけ多くの場所を担当すると、すぐに慣れることができないというデメリットもあるのですが、最初はしっかりと先輩看護師が指導するので、それほど心配する必要はありません。最初は外来、ある程度慣れてきたら病棟、かなり慣れてきてから手術室という感じなので、新人看護師でも安心できますよね。もし転職したい、第二新卒として別の職場で働きたいという場合でも、乳腺外科の経験があれば、多くの医療機関で通用しますよ。