第二新卒看護師として「腫瘍内科」へ転職!
闘病生活を支えるお仕事
腫瘍内科というのは脳腫瘍などの病気を治療する診療科ですが、主にがんの治療を行っている診療科でもあるのです。がんは日本で最も脂肪率が高くなっている病気なのですが、近年は医療技術の進歩でがんは治る病気となっています。しかし、がん患者の闘病生活はかなり厳しいため、そんな厳しい闘病生活をしている患者を支えるのが看護師の仕事になります。
基本的に腫瘍内科は病院に入っている診療科なので、病院に就職することが多くなるでしょう。そのため、新人看護師でも腫瘍内科で勤務できる可能性は十分あるのですが、厳しい環境で勤務することになるので、精神面が強い人でなければ難しくなっています。絶対に自分が受け持った患者は完治させてみせるという意思を持って行わないといけませんし、ただ励ませばよいというわけでもないのが大変だと言えるでしょう。
他の診療科に比べて高給与の傾向あり
腫瘍内科は専門的な診療科ですし、がんのような厄介な病気を治療する職場なので、待遇はよくなっていると考えている人もいるでしょう。診療科別に見てみると、若干給料は高くなっている傾向にあるのですが、病院によって待遇は変わってくるというのが現実です。第二新卒で就職した場合には、大体25万円から28万円ぐらいが平均的な給料になるでしょう。
がんは昼間だけ発症する病気ではありませんし、入院する患者も多くなっているので、当然夜勤もあることはわかると思います。夜勤を行えば夜勤手当も付くので、その分給料も上がります。少し前までは休みも少なく勤務時間も長いという状況でしたが、現在では多少改善されているので、新人看護師だから不安という人も安心して働けます。
ただし、仕事は他の診療科と同じように厳しくなっていることはいうまでもありません。仕事の種類も多いですし、常に患者を気遣えるような看護師でなければいけませんし、どのようにすれば患者が安心してくれるのかという点も学習できる職場です。
腫瘍内科へ転職したい新人看護師さんへ
腫瘍内科というのはあまり数が多い診療科ではありませんし、かなり仕事の範囲が絞られている診療科なのですが、がんの治療をメインに行っていることから、厳しい職場でもあるのです。もちろんがん以外の腫瘍を取り除くような治療も行っていますよ。新人看護師のうちは不安なことも多いですし、第二新卒として腫瘍内科で勤務したいから情報収集してみようと思っても、他の診療科のように詳しい情報が少ないため、詳細な情報が得られないという場合が多いのです。
しかし、看護師であれば腫瘍内科のことをある程度は知っているでしょうし、どのような病気を治療する診療科なのかも知っていますよね。新人看護師のうちはこのぐらいの知識でも問題ありませんし、資格を取得してから第二新卒として就職しようと考える必要もありません。求人を見つけたら腫瘍内科が存在していて、腫瘍内科に勤務できる条件が整っているのかを確認したらすぐ応募して大丈夫ですよ。
がんに関しての知識や技術を得ようと思ったら、自己流で勉強するのには限界がありますし、自分で勉強して取得できる資格も少ないので、やはり現場経験のあるベテラン看護師に指導してもらうのが最もスキルを得るための早道だと言えるでしょう。新人看護師でも採用してもらえるのですから、研修をしっかりと受けられるということを意味しているので、難しくて自分で調べるのも大変なスキルは研修で学びましょうね。
そして研修が終わったら、今度は先輩について実戦経験を積んで一人前になるのです。腫瘍内科も内科と書かれているものの、一般的な総合内科ではなかなか学べないような知識を得ることができるというメリットもあります。しかも自分が頑張れば多くの人の役に立てる仕事なので、とてもやりがいのある診療科でもあるんですよ。第二新卒として腫瘍内科の求人に応募するのであれば、どのようない診療科でどういった治療をするのかという点だけわかっていれば問題ありません。