新人看護師の休み希望に関するあれこれ
シフト制で動いている看護師の勤務では、シフトの希望を聞いてくれることがあります。
しかし、新人看護師は、教わる立場、経験をさせてもらっているという視点があり、希望を言う事に対して申し訳なさや遠慮を感じることがあります。
新人がゆえに、希望を出していいものか、これまでは言わないようにしてきたけれど、実際どうすればよいのかと迷っているかもしれません。
また、希望を出したら先輩や上司からどう思われるかなどと考えて希望を伝えられない新人看護師もいます。
新人看護師の休み希望出すことや、勤務希望を出す時の注意点について考えてみましょう。
新人看護師は休み希望を遠慮するべき?
新人看護師にも、どうしても必要な休みがあります。家庭の事情、友人の結婚式、人との約束、健康上で病院に行かなければならない等、人それぞれ生活がある以上、仕事を休まなければならないことがあります。
結論から言うと、新人看護師でも休みの希望は出しても良いでしょう。希望を伝えると言うだけで、その希望がかなうかどうかは別です。
もともと分かっている用事や休暇希望であれば、伝えておく方が、自分のスケジュール管理と仕事のスケジュール管理がしやすいでしょう。
プライベートを大切にしないと、仕事にも悪影響
新人看護師が勤務希望を出すことに対して抵抗があると思いますが、必要な時に休暇が取れないと言う事はストレスです。
希望も聞いて貰えない仕事をすることは、辛いものです。
それが原因で、仕事のモチベーションが下がり、燃え尽き症候群や鬱になることを考えれば、勤務希望を出すことの方が良いという選択に至りませんか?
仕事が10ではありません。仕事を充実させて、私生活も充実させることが活力ある人としての生き方ではないでしょうか。
遠慮ばかりしてストレスをためていては、仕事のみではなく、看護自体が嫌いになります。
新人看護師で、勤務希望を出すと言う事に気が引けている新人看護師は、必要な替えられない希望のみを「こそっと」書いておくことも仕事を長く続ける、ストレスなく仕事をするために必要です。
新人看護師が休み希望を出す時の心構え
常識の範囲内で
勤務希望は、必ず叶うものではありません。「あの日もこの日も」と次々希望を書いていては、他の職員の迷惑ともなりかねません。
他の先輩看護師も、極力希望を出さない努力をしています。それは、勤務には必要な人数がいて、その人の技量などからもメンバー編成を考えなければならないからです。
また、ある一定の日に休暇を取りたいスタッフが重なった場合、今一度、本当にずらすことが出来ない用事かを考えてみることも必要です。
子供の参観日や行事でどうしても休まなければならない先輩看護師と、友人とのランチで休みたい自分であれば、当然優先されるべきは前者でしょう。
その理由や状況にも配慮をして、常識の範囲内で希望を出すことは認められるでしょう。
先輩に相談してから
先輩が新人看護師だった頃はどうしていたかを信頼できる看護師に聞いてみるのも一つの手です。また、その時に配慮すべき点などがあればアドバイスを貰う事も良いでしょう。
誰でもかれでも相談していると、よからぬ憶測や、噂のネタになることがある為、信頼できる先輩看護師にという事も大切です。
休みに関してシフト制で動いている看護師は、とても敏感です。
連休などは、特に「こんなにも休んで」と良く感じない先輩もいることが事実です。
時に、希望を出すことに対して言われてはいない決まりごとやルールが存在する事もあります。これまで働いて来た信頼できる先輩看護師に相談して、勤務希望を出す「暗黙の了解」などを聞いておけば安心かもしれません。
長期休暇を希望する場合
長期の休みの希望は、上司や先輩に確認してから希望を書くと言う手もあります。時に、何日以上の休暇には、休暇届けや行き先を報告する義務のある職場もあります。その必要書類を整えるためにも、相談してみることをお勧めします。
新人看護師だって、ストレス発散したいし、リフレッシュしたいのは当然です。それに与えられる休暇は、教えてもらわなければ分かりません。しかし、聞かずに教えてもられるものではありません。
休暇は、働く人に与えられる権利でもあります。休める日数などについて聞いてみて希望を出すことにしてみましょう。