仕事に対して無気力になった新人看護師ができること
どんなに仕事が好きで、看護師になりたくてこの仕事を選んだ新人看護師も、時には仕事にやる気を失い、無気力状態になることがあります。
無気力状態は、自分にいくら発破をかけてもどうにもならないことがあります。
仕事に行きたくない、仕事に集中でいない、患者さんあ先輩の話が耳に入らない、考えがまとまらないなどと深刻な場合もあります。
リアリティショックからの退職、うつ病発症による専門受診に至る新人看護師は多くいます。
ストレス発散は出来ていますか?
休暇はとれていますか?
新人看護師の無気力の原因と対処法を知り、もう一度、仕事に対するやる気を引き出しましょう。
新人看護師の無気力要因
無気力に至った新人看護師は、「何故?」「どうして?」と自分に起きた変化に驚き、戸惑う事がありますが、その状態が続くと、「もう無理だ」「出来ない」と自信を失います。
一過的なものなのに、自分は看護師が向いていないと退職すべきとの気持ちを固めてしまうことがあります。
新人看護師の大変さ
看護の仕事とは、大変で、キツイ、キタナイ、キケンと言われています。
新人看護師も、期待に胸を膨らませて就職しましたが、その理想と現実に驚き、衝撃を受け、自分にはできない、こんなはずじゃなかったと感じます。
特に、新人看護師は、多くを学ぶ存在で、休日のレポートや自己学習で、休む間もなく休暇を終えてしまう事もあります。職業人として、専門職人として、プライベートをその学習に費やす新人看護師も多くいます。
うつ病・鬱状態の発症
- リアリティショック:理想と現実のギャップ
- 過酷勤務による疲労蓄積
- 日々の仕事のプレッシャーで精神的疲労
- 怒られる、叱られる事を繰り返し、自信喪失
- いつも仕事の事ばかり考え、安らぎが無い
- 自分の能力不足をばかりを感じてしまっている
このように、疲労やストレス、休息不足状態が続くと、新人看護師は、精神症状を発症します。
初めは、無気力、やる気の低下、なんとなく仕事に行きたくないと感じる程度であった症状が、仕事に行けない、身体が動けない、仕事に集中できないなどの症状に発展する事があります。
新人看護師のうつ症状やパニック障害で専門機関受診をする現状は増え、うつ病の診断で長期休暇や退職に致すケースもあります。
新人時代は、課題や学習が多く、休めない状況もありますが、精神症状まで発展すると仕事に影響を与えてしまいます。
無気力状態になってしまったときの対処法
どうしてこんな状態なのか、思うようにうごけないのかと悩む前に、自分をもう一度振り返る余裕とゆとりを回復させましょう。
目標や目的をもう一度考える
どうして看護師になったのか、どんな看護師になりたいのかともう一度考え、「こんな看護師になるのだ」と思いを新たにしましょう。
腹式呼吸と副交感神経刺激
緊張状態が続くと、疲労やストレスが溜まります。
腹式呼吸を行う事で、副交感神経が優位になります。そうすると、緊張した気持ちが安らぎます。
一日が終わり、入浴してベッドに入る時、ゆっくりと気持ちを落ち着かせ、腹式呼吸で深い睡眠を誘ってください。
ストレス発散
趣味、好きなこと、したいことを存分に楽しんでください。新人時代は、ストレスの塊です。
休日くらい、自分の時間を楽しんでも罰は当たりません。
好きなものを食べる、好きな歌を聞く、ドライブする、旅行する、趣味を楽しむ、ショッピングを楽しむ、整体・マッサージ・アロマオイルなどをたしなむ…
何でも良いです。自分の気持ちを解放出来る、ストレス発散法を見つけてください。
まとめ
新人看護師の無気力の1番の原因は「頑張りすぎ」です。
肩肘張って頑張らなければならない存在ですが、人間限界があります。限界を越えて、気持ちが爆発して無気力状態、自閉状態になるのです。
もう一度、夢と希望に満ち溢れた仕事をする為に、ストレス発散と充分な休息で英気を養いましょう。