新人看護師がヘコんだ時、前向きになるために実践したいこと
新人看護師は慣れないことばかりで、仕事の中でいっぱいいっぱいになってしまうことも多々あるでしょう。しかも先輩看護師からはいろいろと注意を受けることもあるはずです。
このような厳しい環境の中にいると、完全に気持ちがヘコんでしまうこともあるはずです。中にはどんどん精神的に自分を追い込んでしまって、結局離職してしまう新人看護師も少なくありません。
看護師はほかの職種と比較して、実務経験3年以内で離職する割合が高いといわれています。ストレスやミスで怒られてヘコむのは、新人で経験がまだ十分でない以上起こりうることです。
そこでどうやってこの憂鬱な気分とうまく付き合っていけるかが、看護師としてのキャリアを積み重ねるために必要なことです。
ストレス発散をする
新人看護師は怒られたり、精神的にプレッシャーのかかる中で仕事をしたりでストレスをため込んでしまいがちです。そこでストレス発散の方法を確保することが大事です。
新人看護師で多いのは、カラオケに行くことです。同期と一緒に休みのときにカラオケを歌いまくる、さらには一人カラオケでストレスを発散する人もいます。思いっきり歌って騒げば、日ごろのストレスも解消されすっきりとします。ストレスがたまるとコルチゾールというホルモンが増えるといわれています。歌うことでこのコルチゾールが低下するというデータもあるほどです。
カラオケとともにストレス解消の方法で定番なのは、お酒を飲んで憂さを晴らす方法です。同期や友達と一緒に居酒屋などに行って、飲みながら話をするのもストレス解消の方法としてはおすすめです。
最近では女子会コースを用意している居酒屋も多く、朝まで女子トークをして盛り上がるという新人看護師も結構多いです。お酒を飲みながら話をすると日頃の愚痴や悩み事もいろいろと話ができますから、自宅に帰るころには仕事の嫌な感情もなくなって、明日からの仕事をまた頑張ろうという活力になるはずです。
悩みを共有できる人を探す
看護師としてやっていけないかもしれないと思って落ち込んで結局離職する人を見てみると、悩みを一人で抱え込んでしまう人が多いように見受けられます。悩みを抱え込んでもよほど精神的にタフな人でないと、問題の解決にはなりません。もし気分が落ち込んで、「もう辞めたい」と思っているのなら悩みを親しい人に吐露してみることです。
インターネットにこのような話が紹介されていました。ストレスが過剰に溜まってしまって八方ふさがりになっていた新人看護師に対して、プリセプターが飲みに誘ってくれたそうです。その人は後輩のミスを守ってくれる優しい人だったといいます。
そして一緒に飲みに行って、思い切ってプリセプターに自分の気持ちをいろいろと吐き出したといいます。そうするとプリセプターの人が先に泣き出して「一緒に頑張ろうね」と言ってわんわん泣いたという話です。
このようにつらいときに正直に気持ちを吐き出せる相手を見つけることは大変大事です。新人看護師はまだ経験がなくてできないことのある点は理解しています。そして必死になって頑張っていれば、その頑張りをどこかで誰かが見ている意識を持つことが大事です。
ポジティブなことを自分から見つける
新人看護師で気分的に参ってしまう人は、いつも先輩から怒られたり注意されたりする中で「自分は看護師としてダメなのではないか?」と思ってしまう傾向があります。ネガティブな状態では、なかなか前向きにはなりません。
新人看護師として一生懸命仕事をしていれば、何か身に付けて成長している所があるはずです。そこで今までできなかったことができるようになったら、それをメモにつけることは意外と効果があります。
半年経過した時、1年後に自分ができたことを確認してみましょう。結構いろいろなことが書かれているはずです。それを見れば、「私も看護師としてスキルアップしているな」と自信が持てるはずです。このようにポジティブな気持ちに持っていくにはどうすればいいのかを考えてみましょう。