食習慣を改善して健康維持&仕事効率UP!
看護師の大変な所は、不規則な生活リズムにあります。特に病棟勤務になると、日勤があり夜勤がありで規則正しい生活が送れません。このため、看護師の中には体調を崩す人も見られます。
特に新人看護師の場合、このような不規則な生活リズムが体に染みついていないので、時間調整がうまくいかずに体調を壊す人もいます。実際不規則な生活のため、入職して間もなく離職するパターンも結構見られます。不規則な仕事でも健康でいられるためには、まずは食生活の改善が重要です。そこでここでは、新人看護師にアドバイスしたい、日常生活の食習慣で注意すべきことを紹介します。
交代制の勤務と両立できる食習慣とは
看護師になって最初の課題は、夜勤をどう乗り切るかということです。夜勤の食事を見てみると、看護師によって2種類のスタイルに分類できるようです。まずは夜勤に入る前にしっかりと食事をとって、勤務時間中は極力食べ物を取らないようにする方法です。そしてもう一つは、夜勤に入る前にあまり食べ物を入れずに、夜勤の合間を縫って軽めの食事を何度か行うスタイルです。
いずれの方法がいいかは、夜勤の勤務スタイルによっても変わってきます。夜勤の時に比較的余裕のある病院であれば、こまめに食事をとってもいいでしょう。しかし救急病院などでいつ急患が担ぎ込まれるかわからない、患者の容体が急変するかもわからないとなると、軽めの食事でも食べていられない可能性が出てきます。新人看護師だと、どのようなスタイルで夜勤の業務をするかよくわからないはずです。そこで先輩の看護師などに相談して、食事をどうすればいいか聞いてみるといいでしょう。
あと夜勤の時に気をつけたいのは、夜勤明けです。夜勤明けお腹が空いていると、仕事から解放されたのも手伝ってついつい食べ過ぎる人も多いです。しかし夜勤明けはそのまま眠る人が多いでしょうから、あまり食べ過ぎるとそれがそのまま脂肪になってしまう恐れがあります。小腹がすいていたら、おにぎり1個くらいの軽食を取って、しっかり睡眠をとることが大事です。
また看護師として勤務していると、いつ呼び出しを食らうかわかりません。一応食事休憩は与えられていますが、患者の容体が急変すれば駆けつける必要もあります。そこで看護師を見てみると、皆早食いの傾向があります。限られた時間で食べ物をお腹に入れて、それからの勤務のエネルギー源にする人が多いです。早食いはすぐにできるものではないので、最初の内はそばなどツルッとお腹の中に入って、消化の良い食べ物を意識的に摂取するといいでしょう。
栄養不足とダイエット
夜勤のある不規則な生活をしていると、どうしても看護師は太ってしまいがちです。特に夜勤は長い時間勤務するので、お腹もしばしば減ります。しかもナースステーションにはお菓子やスナックが置いてあるので、つい手が伸びてしまいがちです。しかし不規則な生活の中でも簡単に実践できるダイエット法があるのでいくつか紹介します。
まずは普段の食生活で、意識して野菜を取るようにしましょう。野菜には食物繊維が多く含まれています。この食物繊維には、糖分や脂質を摂取しても血糖の上昇を緩やかにする効果があります。血糖値が急上昇すると、インスリンが過剰に分泌されます。その結果、糖がどんどん体脂肪として蓄えられます。ですから食事をする前に野菜をお腹に入れるのは、効果的です。
また食事をする前に、冷たい飲み物を口にしないことです。冷たい飲み物を飲むと内臓が冷えてしまいます。その結果、胃腸で栄養分の吸収がうまくいかず、脂肪を効率的に燃焼できなくなるのです。特に空腹時に清涼飲料水を飲むのは危険です。糖分が多く含まれていて、先ほど紹介した血糖値を一気にあげる効果が働くからです。どうしても食事前喉が乾いているのであれば、温かい飲み物もしくは冷たい飲み物を1~2口飲む程度に抑えておきます。
ダイエットをしたいのなら、たんぱく質はしっかりと摂取すべきです。たんぱく質は私たちの体の原料です。たんぱく質不足に陥ると、肌荒れの原因や疲れがなかなか取れないなどの問題が起きやすくなります。