第二新卒看護師として「商業施設やレジャー施設の医務室」へ転職!
商業施設やレジャー施設の医務室で働く看護師の仕事内容
現在では昔のような商店街はどんどん少なくなり、大型ショッピングモールが主力を占めるようになってきました。大型ショッピングモールの中には数多くの店があり、多数の人が訪れるので、商業施設内には医務室や救護室が完備されているのが一般的です。商業施設やレジャー施設に完備されている医務室や救護室では看護師が勤務しています。具合が悪くなったお客や従業員、ケガをしてしまったお客や従業員の救護や応急処置をするのが看護師の仕事です。
レジャー施設では園内の見回りも仕事内容に含まれていることがあり、具合が悪そうな人を見つけたら、声をかける場合もあります。出勤してきたら最初に医療器具の点検を行い、いつでも救護にあたれるような状態にしておくことも重要な仕事です。もし急病人やケガ人が運ばれたときには、医務室や救護室で看護をするのか、病院へ行くために救急車の手配をするのかを判断するのも看護師なので、正しい判断を素早くできるかも重要になります。
待遇面
学校や企業にも医務室があるのですが、大型ショッピングモールやレジャー施設にも医務室は完備されています。しかし、学校や企業の医務室勤務では比較的高待遇なのに対して、商業施設やレジャー施設で勤務する場合には、平均的な看護師の給料よりも安くなっていることが多いのです。安くなっているとは言っても、あくまで看護師の平均的な給料で見ているので、サラリーマンなどの一般職から見れば、高待遇になっていると言えるでしょう。
求人傾向
大型ショッピングモールやレジャー施設はそれほどたくさんあるわけではありませんので、現段階では求人が多く出ているというわけではありません。レジャー施設は停滞気味ですが、大型ショッピング施設は増加傾向にあるので、今後もっと求人が増えていく可能性は十分あるでしょう。年齢層はレジャー施設や商業施設によって変わってくるのですが、レジャー施設の場合には若い人、商業施設の場合には年齢の上の人が多くなっている傾向にあります。
転職先としてのメリット・デメリット
商業施設やレジャー施設の医務室で勤務するメリットは、時間に正確なことです。商業施設やレジャー施設には営業時間が存在しています。営業時間はとても正確なので、残業が長引いてしまうようなことはありません。始まりの時間も決まっていますし、休園日や定休日も決まっているので、休日出勤もありません。よって休みの日や仕事終わりの計画をしっかりと立てることができるので、この点はかなりのメリットがあると言えるでしょう。
また、仕事が忙しくて慌てることも少ないので、体力的にも精神的にもそれほどきついというわけではありません。デメリットは求人数が少なくなっていることと、看護師の中では給料が安くなっているということでしょう。商業施設やレジャー施設にはバスがたくさん通っていることも多いので、通勤に公共の交通機関を使っているという人であっても通勤しやすくなっているというメリットもあります。
商業施設やレジャー施設の医務室で働きたい新人看護師さんへ
企業や学校の医務室は新人看護師では転職するのが難しくなっていますが、商業施設やレジャー施設であれば、比較的新人看護師でも採用してもらえる確率が高くなっているんですよ。しかも1人で勤務するわけではなく、他にも2名から3名ぐらいの看護師がいるので、ある程度は指導もしてもらえるので安心できますよね。最初にミーティングを行い、仕事内容や医療機器の確認なども行うので、働きやすい職場に含まれています。
商業施設の場合でも、レジャー施設の場合にも、お客は健康な人ばかりになっているので、そう頻繁に急病人やケガ人が運ばれてくるということはありません。しかし、夏の暑い時期には熱中症になる人が多いので、屋内で遊ぶことが多いレジャー施設の場合には少々忙しくなる可能性もありますよ。資格は特に必要ありませんし、何かよい資格を持っているから優先的に採用してもらえるということもないみたいですね。