第二新卒看護師として「テレビ局関連の職場」へ転職!
テレビ局関連の職場で働く看護師の仕事内容
テレビ局には医務室だけではなく、いろいろと看護師が勤務する部署が存在しています。大きく分けると一般的な大手企業にも存在しているのと同じ医務室、局内に併設されているクリニック、さらには取材陣に同行する救護スタッフも存在しています。新人看護師の場合には、大体併設されているクリニックに勤務するようになるでしょう。テレビ局内にあるクリニックでは、一般的なクリニックと同じような仕事内容ですが、テレビ局の人間に限定されます。
よって健康診断も仕事内容に含まれています。医務室勤務は一般的な産業看護師と同じような勤務内容です。取材陣に同行する救護スタッフは、取材陣やテレビに出る芸能人がケガをした場合や、病気になった場合には応急処置を行います。イベントが開催される場合には、イベントナースを新たに招き入れることもあるのです。
高待遇のテレビ局が多い
フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京などのキー局になると高待遇でスタッフを雇用しているので、産業看護師として採用した場合であっても、かなり高待遇になっています。テレビ局も民間企業なのですが、一般的な産業看護師の場合には、月給で40万円から45万円ぐらいが平均的な月収になっていて、年収に直せば550万円から600万円ぐらいが平均年収になっています。それに対してテレビ局の場合には、年収では600万円から650万円ぐらいもらっているのが平均的だと言えるでしょう。
もちろん新人看護師でいきなりこれほど高い給料がもらえるというわけではありませんが、テレビ局は民間と言いながら、実際には法務省の管轄同然になっていることから、まず倒産するようなことはないので、将来性も抜群です。看護師の数も多く、若い人から年配の人まで勤務しているのですが、若い人の方が多くなっている傾向にあります。ただし、テレビ局の数は限られているので、求人数自体は少なくなっているものの、募集人数が多くなっていることから、他の民間企業よりは転職しやすくなっています。
看護師がテレビ局に転職するメリット・デメリット
テレビ局はかなりのメリットがあるのですが、やはり待遇がよくなっているというのが最大のメリットでしょう。ただでさえ産業看護師は給料が高いのですが、テレビ局ではさらに高くなっています。医務室やクリニック、取材陣に同行する場合であっても、基本的には健康な人が来る職場がテレビ局なので、それほど忙しくなることはありません。ただし、一般の人も出入りできるのがテレビ局ですし、芸能人などもたくさん来るので、大変になる場合も当然あります。
看護師の数が多いので、自分1人が全ての責任を負う必要がないという点もかなり大きなメリットと言えるでしょう。その反面、テレビ局というのは休日がないので、休日出勤をしなければいけない場合も出てくるでしょうし、長期出張を行う取材班に同行すれば、数日間ぶっ通しで勤務しなければいけないという点も出てきます。このように待遇がよくなっているということは、その分仕事が厳しくなっているということなのです。
ワンポイントアドバイス
テレビ局は数こそ少ないですが、通常民間企業の医務室やクリニックでは1人しか募集をしていないことが多いのに対して、複数の看護師を募集していることもあります。だから新人看護師でも採用してもらえる可能性が高くなるんですよ。なぜテレビ局では複数の看護師を募集していることがあるのかというと、医務室勤務やクリニック勤務、取材同行看護師など、多数の勤務場所が存在しているからです。それだけテレビ局の仕事はいろいろとあり、多くの人が出入りしているんですよ。
待遇がよいとは言っても、その分勤務が厳しくなっていることや、人間関係を良好にするのが難しい職場とも言われているので、辞めてしまう看護師もいます。その分求人が多くなるというわけですね。しかもテレビ局では何日も家に帰れないようなスタッフもたくさん勤務しているので、医務室やクリニックの存在は非常に重要視されています。だから十分な看護師の数を維持しなければいけないんですよ。