エスコートナースの看護師求人データ
エスコートナースの仕事内容
病院やクリニックではない、違ったキャリアを歩んでみたいと思うのであればエスコートナースの仕事も選択肢に入れても良いでしょう。日本語に訳すと搬送看護師になります。海外で怪我や病気をした患者の搬送の際に付き添いを行う看護師のことです。
エスコートナースの仕事内容は具体的に3つあります。海外旅行をしているときに病気やけがに見舞われた患者が帰国するときに付き添って、面倒を見るものです。2つ目は仕事で海外に赴任した、もしくは長期出張に出ている人が病気やけがになって日本国内で療養するための帰国時の付添いです。そして最後に海外に居住している人が病気やけがにより帰国する必要が生じた場合、その搬送の付き添いをするの3つです。
エスコートナースはただ単に患者に付き添うだけではありません。患者によって、さまざまな疾患・症状を抱えています。その中で付き添っている間、さまざまなケアをする必要が生じるかもしれません。ケースバイケースで必要な処置や面倒を見る必要が伴います。
エスコートナースの給料・待遇
エスコートナースの給料はまだあまり求人情報も多く出ていないこともあって、詳しいデータは出ていないようです。勤務先によって異なりますが、給料は高くなる可能性が高いです。
その理由としてまず、専門性の高い職種だからというものがあります。英語の高いレベルのスキルが要求されますし、急な呼び出しもあって対応しなければなりません。このような所が加味されて、時給などで換算すれば、高い給与の得られる可能性は高いでしょう。
エスコートナースに必要なスキルや臨床経験
エスコートナースになるためには、欠かせないことに語学力があります。会社から指示書やマニュアルが渡されるでしょうが、全部英語で表記されています。患者の搬送にともなる書類も英語で作成しないといけません。現地の医療スタッフと会話しますし、救急隊員や空港職員なども現地では英会話によるコミュニケーションになります。英語は必須、他の言語も話せるようであればなおいいといった感じになるでしょう。
あとフレキシブルに動ける人の方が望ましいです。仕事の依頼は突発的なことが多く、仕事予定日の2~3日前にオファーの来ることが多いです。急な呼び出しもあって、中には「明日の朝には現地に行ってほしい」と夜遅くに電話がかかってくることもあります。中には家を出るまでに3時間くらいしか余裕のない事例も見られます。
仕事は常にあるわけではなく忙しいときには忙しいですし、逆に2か月くらいずっとウェイティングのこともあります。他に用事のある人は、スケジュールの調整が難しくなるかもしれません。
エスコートナースとして活躍するためには、やはり臨床経験の豊富にある人の方が望ましいといえます。患者の詳しい状況は直前にならないとわかりません。骨折のような怪我もあれば、脳梗塞や心筋梗塞のような命にかかわるような重大な病の可能性もあります。しかも糖尿病や高血圧の持病も抱えているとなると、ケアの方法も変わってきます。
このようにあらゆるシチュエーションを想定して、すぐに対応できるようでないといけません。そのためには、ナースとしてのキャリアをある程度積んでいる人の方が望ましいとなります。
また病院にいるときには、患者の容体が急変した場合でも医者に指示を仰ぐことが可能です。しかし医者のいない機内では、何かが起きても自分ですべてを判断しないといけません。その意味でも豊富な専門的知識の要求される仕事といえます。
飛行機でフライトの経験のある方はお分かりでしょうが、長時間のフライトだと何をしているわけでもないけれども疲労が蓄積されることは往々にしてあります。ですから、体力面に自信がないといけません。たとえば、ヨーロッパにいる患者を搬送するとなると10時間以上のフライトを強いられます。そしてすぐに患者を搬送しないといけませんから、ほとんど眠れないこともざらです。
エスコートナースの求人を見つけるには
エスコートナースの仕事は、グローバル社会が進んでいる現在、日本でも徐々に需要は高まっています。しかしそれでも病院やクリニックの求人と比較するとまだ数は少ないです。ですから自分で求人情報を見つけるのはなかなか大変でしょう。
そこで看護師求人サイトの利用を検討しましょう。希望を伝えておけば、最新の求人情報の中からエスコートナースをいち早く紹介してもらうことが可能になります。キャリアコンサルタントは看護師の転職に精通していますから、エスコートナースに関する疑問点や不安なことにも相談に乗ってくれるので、興味がある方はまず相談してみてはいかがでしょうか。