第二新卒看護師の転職ガイド「Step5 内定通知」
採用内定通知
面接に行って採用されたらその時点で採用が決まったというわけではなく、この時点ではまだ内定をもらっただけです。内定が決まって実際に職場へ行って初めて採用してもらったと言えるのです。職場によっては採用内定通知が送られてくる場合もありますし、直接電話で採用になりましたと連絡を受けることもあります。
第二新卒看護師の場合には、採用内定通知を受けるよりも、電話で直接採用を伝えてくる職場の方が多くなっているでしょう。大半の人はこの時点で喜んでしまうでしょうが、以前内定取り消しが問題になったことを覚えている人もいると思います。看護師の場合には人員が不足しているので、このような内定取り消しということはまず行わないでしょうが、職場に実際行くまでは採用が確定したわけではありません。
それでも苦労してやっと内定が出たのですからとりあえず肩をなでおろして安心してもよいでしょう。初日は絶対遅れないように少し早く家を出ることをおすすめします。
お礼状
内定通知をもらってからお礼状を出すということを知らないという人の方が多いでしょうが、もちろん決められているわけではありませんし、マナー違反でもありません。しかし、これから世話になる職場に採用してもらった感謝の気持ちを伝えるために、お礼状を出すという人もいます。では、お礼状をどのように書けばよいのでしょうか。
書く紙は職務経歴書に使用するようなA4の用紙で問題ありません。文字数などは特に決まりはありませんが、200文字前後で丁寧に書けばよいでしょう。最近はあまり用いる人はいないですが、初めに拝啓と書いて、終わりに敬具と書く人もいるものの、必ず書かなければいけないというわけではありません。
書き終わったら封書で送るのが一般的なのですが、内定通知が来た場合には、内定承諾書などの書類を提出してほしいと言われることが多いので、これらの書類に同封して送るようにしましょう。採用通知が来たらできるだけ早く出すのが基本となります。
内定承諾書
電話で採用の連絡が来た場合にはあまり関係ありませんが、内定通知が来た場合には、内定を承諾するのかという返答をしなければいけない場合が多くなっています。通常は内定通知と一緒に内定承諾書が一緒に同封されていて、この職場で働くことを承諾できるのかという確認をする必要があります。
内定承諾書は特に難しいことはなく、通常は内定が確定しましたという文章が書かれています。応じる場合には氏名をフルネームで記入して、ハンコを押せば完了なので簡単です。インターネットにも雛形が出ているのですが、一般的には内定承諾書は送られてくる封書に入っているので、何も迷うことはないでしょう。
注意するべき点は当然丁寧な字で記入すること、ハンコはシャチハタではなく朱肉の物を用いること、まっすぐきれいに押すことです。内定承諾書が送られてきたらできるだけ早く送り返すようにすると好印象を与えることができるでしょう。すぐ送り返せば、この人は仕事が早くできると思われるので、できるだけ早く送り返すのが基本です。
内定の断り方
もし別の職場を受けていて、もっとよい条件で採用してくれることになったから断りたいと考えた場合には、当然断ることも可能になっています。ただし、自分の為に時間を割いて面接をしてもらったのですから、必ず謝罪をすること、丁寧な言葉遣いで低調に断ることが大切です。断るときには内定通知が来た場合には封書で返答してもよいのですが、電話で連絡が来たときには必ず電話で知らせるようにしましょう。
もし内定を断ったときに、賠償してほしいなどと言われても、一切賠償などに応じる必要はありませんし、法律でも内定を断った事で賠償などの責任を負わせてはいけないと定められています。承諾する場合には必要事項に記入をしてできる限り早く封書で提出するようにしましょう。第二新卒の場合には、あまり内定承諾書を送ってくることはありませんが、現在でもこのような職場はあるので覚えておいて損はありません。