苦労が多い新人看護師がモチベーションを保つ方法
他の特種と比較して、看護師は特に新人が離職する割合が高いといわれます。新人看護師が辞める理由にはいろいろな事情があります。
しかしその中でも、仕事がハードすぎて肉体的にも精神的にもついていけないと考える人が多いようです。夜勤や日勤がローテーションでいろいろと変わる不規則な仕事、自分のシフトが終わってもやらないといけないことがあれば残業で仕事をこなしていかないといけない大変さ、自分のミスが患者の命に直結しかねないプレッシャーにこらえきれずに、心がポキッと折れてしまう人が多いです。
そこで新人看護師がモチベーションを失わずに仕事を続けるための裏ワザをいくつか紹介しましょう。
オンとオフを明確にする
看護師の中でモチベーションを見失って仕事への情熱を見失ってしまう人で多いのが、オンオフの切り替えの出来ない人です。仕事から離れているときでも仕事のことを引きずっている人が多いです。特に何かミスをやらかして先輩に怒られたときに、尾を引きずる人が見られます。
まじめな人に見られる現象ですが、せっかくの休みも仕事のことを考えていては真の意味での急速にはならないはずです。そこで仕事をする時はする、休むときはしっかり休む習慣をつけることが大事です。
オンオフの切り替えをするために、看護師ごとでいろいろ工夫しているようです。たとえば、ロッカーの目立つところに自分にとってベストのナース服をセットします。それを見ると「これから仕事だぞ」と気合が入るといいます。
その他にはボールペンなどの文房具をおしゃれなものにする人もインターネットで紹介されていました。その文房具を見ると「これから仕事だ!」とやる気が出るといいます。
また病棟に入るときに窓から景色を眺めて看護師モードに入る人もいます。その逆で夜勤の時には、朝日を見て「もう少し頑張れば終わる」という気持ちに持っていく人もいます。
自分をほめることを忘れない
新人看護師はまだ慣れないことが多く、先輩たちの足を引っ張ることもあるでしょう。実際先輩に注意されてばかりという人もいるはずです。しかし常に注意されると「自分は看護師として素養がないのでは」とか「本当にこの職場にいるべきなのか」と不安に感じます。その結果、仕事への情熱が失われて、離職するパターンもしばしばみられます。
そこで自分をほめるように意識することも大事です。
新人看護師になれば、覚えるべきことがたくさんあります。しかしいきなり全部のことを頭に入れるのは難しいです。そこで1日1個覚えるように努力しましょう。そして覚えることができれば、「自分は看護師としてワンランクアップした」と思えます。
小さな一歩かもしれませんが、着実にスキルアップしているのを実感できれば、自信もわくはずです。先輩などほかに褒めてくれる人がいなければ、自分で褒めることも大事です。
オフはとにかくストレス発散
オンオフの切り替えをうまくするのに関係しますが、オフは思いっきり遊んでストレス発散しましょう。仕事のことは頭の中からすっぽり抜き取ってしまいましょう。たとえば給料日にはショッピングをしてパートお金を使うと、気持ちがすっきりとします。
また夜勤明け頑張った自分を癒すために、少しおしゃれなカフェに行ってみるのも気分転換には効果があります。いつも行っている所ではなくワンランク上のお店に行って、プチ贅沢を味わうのがポイントです。
その他には友人と居酒屋に行くとか、カラオケに行くのもいいかもしれません。お酒も適量であれば、普段のストレスを発散するのに効果的です。
また同僚と一緒にどこかに出かけるのもいいでしょう。そして悩み事や相談したいことがあれば、話を聞いてみるのもおすすめです。悩みが解決しないこともありますが、とりあえず他人に話を聞いてもらえただけでも心の澱がすっきりとするはずです。
このように仕事をする時は仕事に集中する、休みのときには思いっきり休むという切り替えをマスターすることは、モチベーションの維持には不可欠といえるでしょう。