第二新卒看護師として「エスコートナース」に転職!
エスコートナースの仕事内容
最近は看護師がいろいろな役割をしているので、こんな仕事があったのかと思うようなものまであります。エスコートナースもその1つですが、エスコートナースというのは、海外旅行者に付き添って患者を帰国させる仕事をしています。例えば海外旅行中に病気になったので、付き添って日本に帰国させるというような仕事です。中には日本へ来た外人を祖国へ送り届けるような仕事をしているエスコートナースも存在していますが、送り届けて終わりというわけではありません。
送り届けた家族に対しても、しっかりとケアを行うのもエスコートナースの仕事なので、かなりきつい仕事と言ってもよいでしょう。外人と接することも多いので、英語が話せないと採用してくれない場合も多いため、新人看護師の中でエスコートナースの仕事に興味があるという人は、英語が得意かどうかを見直してみる必要もあります。場合によっては外国の医師や看護師と接することもあるので、コミュニケーション能力も必須です。
給与・待遇
エスコートナースの待遇は、大体ツアーナースと同じぐらいになっているのですが、ツアーナースの場合には、国内旅行よりも海外旅行に付き添う方が待遇はよくなっています。エスコートナースの場合には、海外旅行に付き添うツアーナースと同じぐらいの待遇と考えてよいでしょう。求人数が少なくなっているので、それほど人数が多いというわけではありませんし、基本的に何人もの看護師が付き添うということはないため、自分1人で付き添うということが多いでしょう。
月収で見てみると、職場によって多少の差が出てしまうのは他の勤務先と一緒ですが、大体30万円から35万円ぐらいが平均的な給料となっています。年齢は大体20代後半から30代前半ぐらいが多くなっているので、若い人が多いと言えるでしょう。やはり体力を必要としている仕事なので、体力のある若いうちにエスコートナースの仕事をする人が多くなっているのは仕方がありません。
転職先としてのメリット・デメリット
エスコートナースにも、他の職業と同じようにメリットとデメリットが存在しています。主なメリットは看護師としてのやりがいを感じることができることです。しかし、ツアーナースのように旅行を楽しむ余裕がないというデメリットもあります。他にも語学力を活かせる仕事なので、英語が得意という人であれば、英語を活かせるというのもメリットでしょう。日本国内では特に英語は必要ないので、英語が得意だから活かしたいという人が目指す職業でもあります。
しかも海外の医療を勉強することもできるのですが、日本は世界一医療が進んでいる国なので、この国ではどのような治療を行っているのか、この国では医療に関する認識がどれぐらいあるのかということを知ることができます。もしこれからもエスコートナースの仕事を続けていきたいのであれば、このような知識や経験ができるというのもメリットだと言えるでしょう。ただし、医療レベルの低い国ではかなり苦労することもあります。
エスコートナースの仕事に興味がある新人看護師さんへ
新人看護師のうちはいろいろな仕事に興味を持つのはよいことですよね。もしエスコートナースの仕事に興味を持ち、近いうちに転職したいと考えているのであれば、まずはエスコートナースについて知っておくことが重要です。老人ホームでの勤務、保育園での勤務というのであれば、新人看護師でも大体どのような仕事をするのか知っていますよね。しかし、エスコートナースと言われても、新人看護師では知らないという人も多いんですよ。
だからこそインターネットや口コミ、書籍などでしっかりと調べ、自分に向いている仕事なのか、自分にこなせる仕事なのか、求人の状況や待遇などはどのようになっているのかなどを知っておく必要があります。そうしないと第二新卒として転職に成功しても、こんなはずではなかったと後悔してしまい、辞めてしまうことになりかねませんよ。実際このように転職を失敗した看護師も多いので、必ず下調べはしておきましょうね。