第二新卒看護師の転職ガイド「Step3 履歴書・職務経歴書の書き方」
新人看護師としての魅力をアピールすることが大切
就職をするために必要な書類が履歴書なのですが、履歴書というのはただ自分の経歴を書けばよいというわけではありません。重要なのは自分のことをアピールすることなのですが、どのようにしてアピールするのかわからないという人も多いでしょう。新人看護師であれば、新人看護師の魅力をどのようにアピールするのかが大切です。
新人なので何もわからないから頑張ると言ったようなアピールではいけませんので、新人看護師のメリットを伝えるようにしましょう。やはり新人看護師は学校で勉強してからそれほど長い日にちが経っていないので、基本をしっかりと覚えていること、ベテラン看護師のように型に捉われていないため、勤務先に相応しい技術や知識を吸収できることがメリットだと言えます。
履歴書の書き方(基本と最低限のマナー)
履歴書にはいろいろな項目があるのですが、看護師の技術や知識にも基本があるように、履歴書の書き方にも基本があります。履歴書というのは自分を職場に売り込むための書類なので、黒のボールペンで丁寧に記載することが大切です。楷書体で誰でもわかるような字で丁寧に書きましょう。
履歴書には学歴や職歴、資格の有無や志望動機などがあるのですが、空白にしないで必ず何か書くようにします。ただし、履歴書によっては未成年者の場合に記載と書かれている欄が設けられていることもあるので、この欄に関しては未成年でない限り空白にしても構いません。
よく履歴書の書き方がわからないという人もいるでしょうが、基本的なことは上記で紹介した点を守っていれば問題ありません。書く位置などは履歴書を購入したときに見本が入っているので、見本を参考にして書きましょう。中には学校を卒業した年や月がわからないという人もいるでしょうが、通常は見本の裏に記載されていますし、記載されていない場合にはインターネットでも簡単に調べることができます。
新人看護師ならではの自己PR・志望動機
履歴書を書くときに最も難しく、多くの人が頭を悩ませてしまう欄が志望動機や自己PRと言えるでしょう。そこで新人看護師として就職するときによく使われている志望動機の例文を紹介させていただきます。
・苦労して取得した看護師の資格をこのまま無駄にしたくはありません。
・多くの人を助けることができる職業に誇りを持っているので、少しでも多くの人の役に立ちたいためにこの職場を選びました。
・学生時代にはサークルに入っていて、みんなで協力して1つのことを成し遂げたので、先輩看護師の方々と一緒に患者を助けるという使命を成し遂げたいと考えています。
・私の家は3世帯で暮らしていたので、介護の大変さがわかっています。介護される方もする方も苦労があるので、少しでも力になれればよいと考えて応募しました。
このような感じで志望動機を記入すればよいのですが、重要な点は自己PRよりも志望動機なので、志望動機をメインに記入することと、例文をそのまま書き込むのではなく、必ず自分の言葉で書くようにしないといけません。
職務経歴書が必要なケースもある
看護学校や大学を卒業してすぐ就職する場合には関係ありませんが、第二新卒の場合には短い期間とは言え1度就職をしているので、職務経歴書が必要になる場合もあります。しかし、職務経歴書をどのように記入したらよいのかわからないという人も多いでしょう。そこで職務経歴書の書き方を簡単に説明させていただきます。
まずは白い紙を用意しますが、プリンターなどに使用しているA4の用紙がよいでしょう。間違っても広告の裏などを使用してはいけません。1番上に職務経歴書と書き、自分の名前を書きます。それから自分がどのような職場で働いていたのかを書くのですが、履歴書の職歴とは違い、ある程度詳しく書く必要があります。
会社名、部署、仕事内容、役職などを詳しく簡潔に明記するのが基本です。職務経歴書は履歴書と一緒に販売されていることもありますし、見本も一緒に同封されています。ただし、見本と同じような書き方ではなく、自分の言葉で書かないといけないのは履歴書と同じです。