新人看護師が初めて車を購入するときの覚書
初給料を貰い、「看護師ってこんなに稼ぎがあるんだ」と感じた新人看護師は多いのではないでしょうか?
そして、「自分は、まだまだ未熟で教わる事ばかりなのに、こんなに給料を貰えるのか」と驚いた新人看護師も多いのではないでしょうか?
そして、やがて来るボーナス時期を心待ちに、その日を待っていることでしょう。
やっぱり、自分の頑張りに対して支払われる対価をどう使うかという事は、仕事の励みにもなります。
特に、仕事をしている人にはローンが組めるようになったり、自分の稼いだお金なので自由な使い道があったりと、人を気にせず使えるものがお給料です。
高額な買い物の一つ、「車」の購入を考える新人看護師もいることでしょう。
では、高額な車の購入をする時の考えておくべき事をならっておきましょう。
まずは、新人看護師としての経済状況を把握する
●新人看護師の基本給
新人看護師の基本給は、勤める病院や地域により異なります。相場として基本給20万円前後というところが多いようです。
初給与を貰い数カ月経過している為、大体付きにどれくらい生活費や娯楽費が必要であるかは分かってきていることでしょう。そして、自分に与えられる小遣いも大体把握してくる頃でしょう。
●新人看護師のボーナス
給与がこれくらいなら、ボーナスはこれくらいかなと予測を立てている新人看護師がいるかもしれません。しかし、新人看護師の初ボーナスと言えば、満額貰えることは少ないと思っておく方が良いでしょう。
まず、ボーナスは1月から6月、7月から12月とすることが多く、この支払いの査定は少し時期がずれることがあります。新人看護師は、4月から勤務している為、全体の半分しか働いていないことになります。
そのような職員に、満額ボーナスを支払われることは変な話とは思いませんか?多くても満額の半分がもらえれば良いと考えておくべきです。
また、教育期間中の身であることを考慮すれば、実践上もあまり活躍できていないわけですから、査定が100%に至らない事も仕方ないと思うべきです。
ボーナスは、職場に対して良い働きを行えた職員に支払われるご褒美です。大活躍できていない新人看護師のボーナスは、少なめでも仕方ないでしょう。
●生活と急な出費
大体月にどの程度の出費があるかわかってきた頃でしょうが、社会人ともなれば、人との付き合いや冠婚葬祭などの行事により急な出費が否めない現状があります。
給与からの収支に関しては、少しゆとりをもって見通してやりくりをする必要があります。
特に多いのが、結婚や出産、葬式やお祝い、お見舞い等の急な出費があります。また、仕事場の人の身内に対する慶弔なども求められることがあります。
「車」購入のチェックポイント
時期
車の購入時期は、生活費や出費に対するやりくりや計画が立てられるようになったころに考えだしましょう。
夏のボーナスで頭金などと考えることは、少し見通しが甘いかもしれません。半年以上働けていない新人看護師であれば、夏のボーナスはあまり期待しないものとし、ボーナスでの支払いも考慮するのであれば、冬から考えるようにしましょう。
しかし、生活費の見通しが立ち、ゆとりある計画のもとローンを組めば、今からでも購入する事が出来ます。特に、地方や田舎であれば公共交通機関が未発達で、通勤には車が必要という場所もあるので、早めに計画を立てた方がよいでしょう。
支払い
まず、月々の生活費でどれだけ余裕があるかも考えましょう。
ローンを組んだ時、何年ローンで、月々いくらの支払いで、ボーナス払いはどうするかという問題が出てきます。生活費のあまりをどれだけローンにつぎ込めるかを見通す必要があります。
その時に、カツカツな状況でローンを組むと、急な出費や交際費が必要となった時に困ります。急な時に対応できるゆとりを持ったローン計画が必要です。金銭管理をしっかりと行い、無理のない返済を考えておくべきです。
車種
車種は、自分の好みを購入するべきです。
しかし、車には維持費がいることを考えて置いてください。
排気量の多い車は、税金や車検費用、故障の際の修理費や部品代が高くなります。そして、税金以外は、いつ、どのようなパターンで入り用になるかという見通しが付きません。
そのことを考慮して、自分に維持できる範囲内の車種を検討しましょう。
地域差
都会であれば、駐車場を借りたりするのに車に維持以外の出費が多くなることがあります。そして、車を持っておくより公共交通機関を利用した方が、通勤費が確実に出たり、道路状況によっては車の方が不便だったりすることがあります。
地方では、公共交通機関に期待が出来ないので、早期に車を購入してマイカー通勤にしようと考える場合もあるでしょう。地域により、車が便利な場合と、車があることが負担になる場合もあります。
ローンを組むことについて
ローンを組むことに賛成する意見と反対する意見は賛否両論です。一つの考え方として、ローンを貴んでしまえば仕事が辞められないと言う事を考慮すべきです。
仕事を辞めてもローンの支払いは止めることができません。無収入でも請求は来てしまいます。
よって、「仕事がきつかろう」が、「辞めたかろう」が、支払いの為に止めることができません。逆に、仕事を辞めない為にローンを組んでしまうという手もあります。