看護師の仕事の必需品一覧&選び方のポイント
仕事を始める時、身一つで現場に突入した新人看護師さんもいるのではないでしょうか?ばっちり、持っておくといいよと情報を得て仕事を開始している同期がいたら、「ドキッと」「不味い」と感じたのではないでしょうか?看護活動をする上でたくさんの物品を取り扱います。
看護師の七つ道具とまでは言いませんが、ポケットにあると仕事がスムーズに進む物、いつも身近にあると安心できるものなど、看護師特有の必要物品があります。
まだまだ不慣れな仕事環境ですが、少しでも早く慣れて仕事がやりやすいように、身の回りの物から揃えてはいかがですか?現場の看護師が、必ずと言っていいくらい持っているもの、手放せない物についてまとめてみます。
時計
社会人として二見つけておきたいのが時計です。しかし、医療の世界では腕時計が邪魔になったり、危険があると言う事を新人看護師さんは知りません。時間を確認する場合、脈拍測定をする時、タイムスケジュールと組む時、仕事上時間を気にしなければいけない時に活用します。
看護師は、常に動いている職業ですから、ひとたび病棟や病室に出るとナースステーションに帰ることはありません。病棟内や病院内にも時計はありますが、必要な時にその場所に時計があるとは限りません。よって、腕時計は大切です。
しかし、腕時計は、身体的援助の時に患者さんを傷つけたり、病原菌の温床となったりして危険や汚染を気にしなければなりません。出来れば、腕に巻くタイプではなく、ポケットやベルトの通しに釣り下げたり、クリップなどでぶら下げられるようなタイプの時計がお勧めです。また、秒針が付いたタイプや、デジタルの何秒か測れるタイプが良いでしょう。
はさみ
仕事中、テープを切ったり、ガーゼを切ったり、書類を切り取るなど、何かとはさみを良く使います。はさみを取りに、いちいちナースステーションに帰ることほどタイムロスを感じることはありません。また、処置中にはさみを探すことは、患者さんを待たせ、患者さんに苦痛を与えます。よって、はさみはポケットに入れておくと重宝します。
しかし、はさみは危険を伴うものです。看護師様の歯の先に保護がついているはさみを選択することをお勧めします。先がとがったはさみは、自分も他者も傷つける原因となります。そして、大きさはポケットサイズにしましょう。ポケットに入れていて邪魔にならない大きさにしましょう。
印鑑
同意書の説明に対する説明者の印鑑、処置や業務を施行した際のチェックに印鑑を使用する、訂正印を押す、他の職種とのやり取りで、時に薬剤の受け渡しなどで確認印を求められることがあります。とっさに印鑑を求められた時にさっと使う事が出来るよう、ポケットに印鑑を入れておく事をお勧めします。
出来れば、普通の印鑑と訂正印が上と下に付いた物や、キャップが無く押したら朱肉がついて印鑑が押せるものなどが使いやすいです。
ボールペン
看護記録や書類の記載、メモなど看護師の必需品と言ってもいいのがボールペンです。新人看護師は、教わる事が多くメモをとる事も多いでしょう。電子カルテ化が進んでいる為、一色の黒のボールペンで対応できる職場が多いです。しかし、紙カルテの場合は、脈拍の記載や体温の記載などに赤や青の色を使う事があるので三色ボールペンが必要な事もあるでしょう。
インクの種類ですが、乾きやすいタイプにしましょう。インキのような、すぐに紙に窮しないような物は、すぐに書類を綴じれなかったり、擦れて文字が見えにくくなることがあります。そのようなトラブルが無いように、油性の乾きやすいボールペンにしましょう。
聴診器
専門職として医療界に入った新人看護師が持ちたいのもでもあるのが聴診器です。自分に合った聴診器、使い慣れた聴診器を使用することをお勧めします。時に、病棟で用意されていて、どれでも使いたい時に使って良いよという職場もあります。
しかし、そのような聴診器は、イヤーピースが自分の耳の形態と合っていない事があります。耳にフィットしていないと、聞き取りにくかったり、雑音が入ったりして正しい聴診が出来ない事があります。
また、常に持っておく事が出来なければ、患者さんのもとへ行ってすぐに聴診したい場合に持っていない、リアルタイムの観察が出来ないという状況になります。よって、自分で自由に使えるためにも自分専用の聴診器を持っておく必要があります。