優秀な新人看護師の思考法とは?
優秀な新人看護師とは、どのような看護師でしょうか。
一度で覚えられる、なんでも卒なくこなせる看護師が優秀なのでしょうか。それとも、地道に努力を重ね、失敗しながらも思いやりを持ってケアできる看護師でしょうか。
優秀とただ言われただけでは、どのような新人看護師が優秀かは分かりません。
しかし、看護師に必要な姿勢や優秀さと言えば、患者さんを思いやる心で、患者さんの安全と安楽、健康回復の為に一心不乱に業務にあたれることではないでしょうか。
また、新人看護師は、早期に職場環境に慣れ、リアリティショックを克服し、前向きに看護活動が出来ることが大切ではないでしょうか。
では、新人看護師の優秀と言われる人材が、どのような思考で仕事に居あたっている考えてみましょう。
優秀な新人看護師の思考や姿勢
指導や教育を素直に受ける
新人看護師は、日々勉強、日々研鑽を行います。注意や叱責を受けることもあります。
反抗的姿勢を示す新人看護師もいますが、このような姿勢では、周囲も愛想を尽かし、親身な教育を行ってもらえません。よって、注意や指導は真摯に受け止め、前向きに感謝の気持ちを持って受けとめる姿勢が、自分を育てます。
一度受けた注意は二度と繰り返さない
何度も何度も同じ失敗を繰り返す新人看護師がいます。それは、地指導されたことを振り返らず、何が悪かったのかを再度考えることをしない為です。
優秀な看護師は、注意される事を嫌がります。よって、二度と同じ過ちを繰り返さないと、復習や見直しを行います。
目的意識を持って、レベルアップしようとする
新人看護師は、学校の学習や実習で経験したのみで、あまり看護の実際を知りません。よって、入職して初めて経験する事が多くあります。
教えて貰ったこと、経験したことに対して、患者さんの安全の為に、患者さんの安楽の為にと患者さんの事を考えた能力開発や実践力強化を図れる看護師が優秀と言えるでしょう。
ただなんとなく、闇雲に学習や実戦をする看護師には目的や目標が不明確なことが多いです。目的意識を持って、よりその人らしいケアを考える思考こそが優秀な新人看護師と言える姿勢ではないでしょうか。
仕事のプレッシャーやストレスを引きずらない
新人看護師は、初めての連続で心身ともに疲労を積み重ねます。それに押しつぶされ、身体的疾患や、精神的疾患に見舞われる新人看護師も多くいます。
上手くストレス発散、急速による疲労回復を図り、仕事のプレッシャーやストレスから解放させる行動や思考に移せる新人看護師は優秀です。
メモをとるのが上手い
日々経験したことや、その時に教わったことをメモに取れる新人看護師は優秀です。
それは、何度も何度も同じことを教えてもらったり、確認していては仕事がはかどらない為、経験したことをメモに取っておけば、分からない時に自分で確認する事が出来る為です。
業務の効率化を図る為、自分の経験値としてのストックが出来ることは、優秀と言われる一つの要因です。
優秀な新人看護師の勉強法
新人看護師には、時間がいくらあっても足りないと言う現状があります。学ばなければならないこと、新たに経験する事が多く、日々振り返りや確認、新しい分野の学習が必要です。
よって、効果的に、効率的な学習が必要です。では、優秀な新人看護師の学習方法はどのようなものでしょうか。
勉強時間を決める
自分のライフスタイルと、仕事との調和を取り、出来る時間を確保する事が必要です。自分の帰宅時間と睡眠時間を確保し、毎日コツコツと勉強する時間を取るにしましょう。
30分でも、1時間でも、毎日継続的に行う事で習慣化でき、ちりも積もれば山となると言いますが、その努力が実を結びます。
学習内容を限定する
多くを学ばなければならない新人看護師ですが、手当たり次第に学習する事は優秀ではありません。
自分の現場で必要な分野について、まず理解できるよう学習を勧めてください。特に、新人時代は基礎看護や基礎医学など、医療や看護の基礎となる部分を強化しましょう。
そして、その日に学習する内容も、今日分からなかったことや明日経験するであろう技術等、1個に決めて、残りの気になることは休日等の空いた時間にすることで負担を軽減しましょう。
先輩に学習方法を聞く
先輩にも新人時代がありました。その時に行って良かった方法ややればよかったと感じたこと等を聞いてみましょう。
経験者の意見を参考にすることで効果的な学習法を得られ、その効率的な学習が優秀な新人看護師を作ります。
優秀な新人看護師になるためにできるちょっとしたこと
優秀な看護師と言われたい新人看護師は多くいるでしょう。
楽しく、明るく、前向きに能力開発が出来ることが大切ではないでしょうか。
好きな看護が苦痛になっては本末転倒です。いつまで経っても「看護が好き」でいられることが、優秀と言われる要因です。
ON・OFFの切り替え
仕事と私生活の切り替えを行い、ストレスをためないことが大切です。仕事が苦痛になれば、学習意欲も出勤意欲も無くなります。自分の負担にならない就業こそ、優秀と言われる要因です。
解決できない事を深く考えすぎない
時に解決できないトラブルや精神的疲労があります。突然な患者さんの死について考えすぎたり、自分残したインシデントについて深く考えすぎる新人看護師がいます。それは、解決できなかったり、取り返せない事もあります。
それをいつまでも考えていると、自分の首を必死に締めて、自信喪失や鬱的状況になり亀ません。
失敗であれば反省する、人の死であれば悼むことが出来れば、それで終わりを決めましょう。いつまでも考えていると、今ある仕事に集中できなくなります。
分からないことはその日のうちに解決
分からないことは、その日のうちに確認したり学習して解決しましょう。
分からない事を放置しているといつまでも成長できませんし、分からないことが気になり、休めないと言う状況になることがあります。その日のうちにスッキリさせると言う事で、安心して休むこともできます。
仕事の事を考えない時間を作る
いつもいつも仕事について考えていると、心も体も安らぎません。休暇くらい、眠る前くらい、仕事に事を忘れても良いのではないでしょうか。