新人看護師あるある 「プリセプターとのエピソード 編」
1.年が近いので話が合う
プリセプターとなるのは3年目の看護師になっていることが多いので、新人看護師と年が近くて話が合う。仕事のことからプライベートのことまでいろいろと話ができるので、辛い看護師の仕事にはとても大切な存在。
2.新人看護師の境遇を理解してもらえる
ある程度年が離れていたり、ベテランの看護師の場合には、自分が新人看護師として苦労していたときの記憶があまり残っていないので、新人看護師の辛さをあまり理解してもらえない場合があるが、プリセプターを行っている看護師はつい最近まで新人看護師だったので、新人看護師のきつさなども理解してもらえる。
3.自分も来年は先輩と同じことをやるのかと考えてしまう
看護師として2年目のときに、3年目の看護師に付きっきりで指導してもらいましたが、現在では新人看護師として教えてもらう立場にあるけれど、来年は後輩に自分が教えるようになるため、本当に自分が来年教える立場にたって大丈夫なのかと不安になることがある。
4.看護師には指導力もなければいけないと実感できる
先輩看護師と話していると、看護師はただ知識や技術力があるだけではなく、指導力も必要になるということが実感できる。休憩中にもよく来年はあなたも後輩に教えるようになるよと言われると、指導できて一人前になるんだと思えるようになる。
5.とても安心して仕事ができる
ベテラン看護師にはとても聞けないようなことも気軽に質問できるので、わからないことがあった場合にはすぐに質問しやすいため、安心して仕事ができる。ちょっとしたことでも質問できるということは、いつまでも疑問に感じずに理解できるので、とてもよい制度だと感じる。
6.メンタル面も気にしてくれる先輩が多い
1年目の研修ではベテランの先輩が教えてくれるので、かなり厳しく怒られてしまうこともあり、何度も辞めたいと思ってしまうことがある。それに対してプリセプター制度を導入している医療機関では、メンタル面まで気にしてくれる先輩が多いので、1年目よりも辞めたい、向いていないと感じることが少なくなった。
7.プリセプターの先輩もかなり気を使っていることがわかる
プリセプターを行う看護師は新人看護師と年が近いこともあり、自分のせいでこの人が辞めてしまうのではと考えている看護師が多い。通常の研修では全く気にかけてもらえなかった人にも、プリセプターはかなり気を使ってくれることが多いので、新人看護師でも気を使っているのがはっきりとわかる。
8.プリセプター研修のおかげで先輩と仲良くなった
今まで人間関係があまりうまくいかなかった、人と話すのが苦手という人でも、プリセプター制度があったおかげで先輩とよく話すようになり、研修終了後に食事や買い物へ一緒に行くぐらい仲良くなった。
9.ミスをしたときに助けてもらった
看護師はミスが許されない職場なのですが、ミスをしてしまったときには助けてもらったことがとてもうれしかった。しかもミスの原因を一緒に追究してもらい、同じミスを防げたのは自分にとってかなりのプラスになった。
10.一緒に成長できたと言ってもらった
プリセプターが終了し、今後は自分が教える立場になったとき、先輩にお礼を言ったのですが、自分も成長できたからうれしかったと言ってもらえたことに感激した。
新人看護師と中堅看護師、双方が成長するプリセプター制度
プリセプター制度はどこの医療機関でも導入しているというわけではありませんし、通常は3年目の看護師が2年目の看護師に教えることが多いものの、中には1年目の看護師に教える場合もあります。システムの中身自体は病院によって多少変わってくるので。しかも3年目ではまだ経験豊富な看護師とは言えませんよね。
自分のせいで後輩が辞めたらどうしようと考えている看護師も多いですし、自分も少し前に体験したということもあり、かなり気を使ってくれる看護師が多いのです。第二新卒として転職してくれば、自分と同い年か年上の場合もあります。双方で気を使って乗り切っていくのがプリセプター制度なので、同じ喜びを分かち合えることから一緒に成長していける制度と言えるのですよ。