上手なメモの取り方をマスターしよう!
新人看護師はメモが命
新人看護師の場合にはわからないことが多いので、研修中や実際に仕事をしているときであっても、先輩や医師から教わったことはメモを取るのが基本ですよね。そしてメモを取ったらそのまま仕事のときに持ち歩くのが一般的なので、持ち運びができる大きさであること、あまり分厚過ぎないメモ帳を選ぶことも重要になります。新人看護師は普段緊張しながら仕事をしているので、教えてもらったことを全て覚えているのはほぼ不可能でしょう。
だからこそしっかりとメモを取って、教わったことをもう一度聞くようなことがないように注意しないといけないんですよ。やさしい看護師や医師であれば教えてくれるでしょうが、中には教えただろときつい言葉で言い返してくる人もいます。また、どのような点をメモしておくべきなのかを考えないといけませんね。言われたことを全てメモしている時間はありませんし、メモがいくつあっても足りなくなるので、重要な点をしっかりメモする習慣をつけることも重要です。
「使えるメモ」を残すための3つのポイント
●その場ですべてをインプットする
メモを取っているときには忙しくてあまり時間がかかってしまうと注意されることもあります。そのため、急いでメモを取った結果、後で見直したときに意味が分からない、読みにくいという事態になるケースもあります。このような事態にならないように、しっかりと意味が分かるような書き方をしないといけません。教えてもらった時点でわからなければ、正直にわからないと聞くことが大切ですよ。
新人看護師のときには聞き返すのは気が引けると思う人もいるでしょうが、わからないままではもっと困ります。わからないときには聞き返す、もしくはここがわからないからと言って、もっと詳しく教えてもらいましょう。大半の看護師はしっかりと教えてくれますし、文句を言って教えてくれないような人間を指導者にするような職場は辞めた方がよい場合もあります。
もし聞いた通りに書くと文章が長くてわからなくなるという場合には、略して書いてもよいでしょう。ただし、自分で見直したときに意味が分かるように略して書く必要があります。意味が分からなければ、メモを取った意味が全くなくなってしまうので注意しましょうね。
●ページを分割して書く
新人看護師の中には、メモを取るときに上から順番に書いていくことが多いでしょうが、それで見やすいのであれば問題はありません。しかし、教えてもらう内容が全く異なっている場合には、ページ数が増えたときに、どの内容をどこにメモしたのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。このような失敗をしないために、この件についてはこのページにメモをしておくという風に、ページ分けをして記入すると、とても見やすくなりますよ。
薬に関することはこのページ、介助に関することはこのページという風に分けておき、最初のページを目次のようにして使えば、何がどのページに書かれているのかがすぐにわかるようになります。どこにメモをしたのかわからなくなってしまうと、何もメモをしていないのと同じ状態になるので、しっかりとページ分けをすることで、すぐに調べることが可能になるのです。
●急いでメモを取るのに適した道具を選ぶ
メモを取るときに必要な物は、メモ帳と書く物です。しかし、道具の選び方によって書きやすくなる場合もあれば、書きにくくなる場合もあるので注意しましょう。一般的な会社の場合には、メモ帳を支給してくれることもあるのですが、看護師の場合には自分で用意するべきですね。体を動かすことが多い看護師の場合には、やはりポケットに入れておけるサイズのメモ帳が適してると言えるでしょう。
使用するペンはしっかりとポケットの入口に引っ掛けることができるボールペンが最適です。重要なところは色分けできるように、2色のボールペンが適していると言えるでしょう。このように最適な道具を選ぶというのも、あまり関係ないようで実はかなり大切なことなのです。新人看護師の場合には道具選びも重要なので、使いやすい物、職場に適しているものを選択して使いましょうね。