派遣看護師の求人選びのポイント【ライフスタイル重視 編】
派遣看護師のいい所は、自分のペースで仕事のできる所です。正規職員となると、どうしても残業が多くなりますし、病棟勤務になると夜勤も月に何度か経験する必要があります。新人看護師の離職率が高いといわれていますが、その主要な理由の中にこの変則的なライフスタイルや仕事のハードさがあります。体力的、精神的に厳しくなったため、離職する人が多いです。
体力的負担を考えて職場を選ぶ
派遣看護師の場合、常勤と比較するとそれほど負担は大きくありません。自分のペースに合わせて仕事ができます。派遣会社の中には、1日何時間の仕事を希望するとか、月に何度職場に出るかなどを細かく指定できるような所もあります。
もし派遣先を探すのであれば、負担がどの程度かをきちんと確認することです。特に看護師の体力を消耗させるものに、残業があります。毎回数時間の残業が当たり前という所もあるので注意しましょう。派遣の担当者に詳しく話を聞けば、残業などの条件も教えてくれるはずです。
精神的負担を考えて職場を選ぶ
新人看護師の中には、できるだけ医療行為をせずに済むところがいいと考える人もいるでしょう。まだ技術的には未熟なのに、ミスをすれば患者の命に係わりかねない仕事を任されるのは精神的な重圧になりかねません。看護師が担当する医療行為の範囲に関しても、就業する前に確認をとっておいた方がいいです。
そして休日がどの程度あるのかも、求人探しのポイントにすべきです。病棟勤務になると、4週8日のような条件が提示されます。精神的にも余裕を持って働くために、初めは休日が多い派遣先を選ぶと良いかもしれません。
子育てとの両立を考えて職場を選ぶ
男性看護師も増加傾向にあるといいますが、それでもなお看護師の世界はほとんどが女性の職場です。女性の場合、仕事を続けるうえで避けて通れない可能性の高いのが結婚や出産です。結婚や出産を機に派遣看護師として活躍する人もいます。この場合、何よりも重視する必要のあるのが家事と育児の両立ができる仕事かどうかです。
特に子育てをしている人は、病院の体制や設備を見ることです。大きな病院となると、託児所や院内保育園のついている所も出てきています。こちらに子供を預けられるので、安心して仕事ができるでしょう。またもしも子供が急病になった時でも、同じ施設内にあることが多いですから、すぐに駆けつけられます。
さらに院内保育園や託児所の場合、24時間開業している所が多いです。また病院の事情にも精通しているので、もし残業で帰宅時間が遅くなっても多少延長して子供を預かってくれる所も少なくありません。普通の保育園に預けると、このような柔軟な対応をしている所は少ないので助かります。
ママさんナースの多い所もおすすめです。育児経験のある看護師が多いと、急な発熱で早退や欠勤することになっても事情を分かってくれます。育児経験がないとただ単に自分の仕事量が増えると思われ、肩身の狭い思いをしがちです。ママさんナースが多く在籍しているのは、それだけ子育てに理解のある医療機関とも解釈できます。
ダブルワークでも働きやすい職場を選ぶ
Wワークでより多くのお金を稼ぎたいので、派遣看護師をやっている人もいるでしょう。その場合には、勤務時間と日数の確認をすることです。本業に悪影響の出ない範囲で仕事をすることです。
Wワークをした結果、睡眠不足の状態になるなどもってのほかです。体力的に無理のない範囲で仕事をしましょう。そうなるとやはり、ツアーナースや健診機関、介護系など病院以外の勤務先がおすすめです。
ひよこマザーのワンポイントアドバイス
休日がどのくらいあるのか、残業はたくさんしないといけないのかは興味のあることでも、なかなか面と向かって質問できないという看護師は多いみたいですね。でも派遣看護師であれば、求人サイトの担当者に質問するわけですから、躊躇する必要もありません。
また中には実際に仕事してみたところ、勤務内容や時間の条件で当初聞いていた話と違うというケースも出てくるでしょう。その場合には、求人サイトの担当者に相談してみることです。
中には担当者から派遣先の病院にクレームを入れてくれ、待遇が改善されるケースもあるみたいです。主張すべきところは主張して、働きやすい環境を作ってくださいね。