新人看護師のアルバイト・パート予備知識「夜診」
●夜間診療の病院やクリニックでのアルバイト
病院やクリニックの中には、夜間であっても診療を行っていることがあります。夜間診療とは普通に病院やクリニックに行って、昼間と同じような診療ができる医療機関のことなのですが、このような医療機関でも看護師は勤務しています。数は現段階ではまだ少ないのですが、人口が多い大都市ほど夜間診療を行っている病院やクリニックの数は多くなっているのです。夜勤専従のアルバイトとは違い、仕事の内容は一般的な外来と同じく、医師の補助や簡単な検査、検査室などの案内などを行っています。
●夜間診療を行う時間帯
夜間診療というと、夜間ずっと診療を行っていると思う人も多いですが、もちろん夜間ずっと診療を行っている医療機関もあります。しかし、多くの医療機関では、日付が変わる前に診療を打ち切っていることが多いのです。例えば19時から23時まで診療となっていれば、これは夜間診療になりますし、クリニックでは大半がこのような時間帯になっています。よって看護師が勤務する場合でも、朝までずっと勤務するのではなく、夜遅くに帰宅できる場合もあるので、勤務時間帯はしっかりと確認しておきましょう。
アルバイト・パートの時給相場
夜勤専従と違い、夜間診療は朝までずっと診療を行っているとは限りません。場合によっては夜勤手当が支給される時間帯になると診療が終了して帰宅できる場合もあるのです。よってアルバイトやパートとして働いた場合、時給1600円ぐらいが平均的だと言えるでしょう。もちろん夜勤手当が支給される時間帯まで勤務することもありますし、朝まで勤務することもあるので、そのような場合には夜勤手当が支給され、もっと高くなります。
求人メモ
●病院よりもクリニックで働きたい人におすすめ
基本的に夜間診療の場合には、クリニックでも行っているところがあるので、病院で働くのは嫌だけど、クリニックならよいと考えている人であっても勤務することが可能です。しかも夜間診療の場合には、朝まで勤務するということは少なく、大体日付が変わる前に終了することが多いので、それほど体力的にも精神的にも負担はかからないでしょう。クリニックであればアルバイトの求人も出ていますし、新人看護師でも採用してもらいやすいので、病院だけではなく、クリニックでも勤務できるというのはかなりのメリットでしょう。
●短い時間だけの勤務も可能
通常医療機関というのは、午前中の診療と午後の診療が分かれているのが一般的です。病院の場合には午前中のみ一般診療を行い、午後は検査などを専門に行うことが多いですが、クリニックは午前中の診療、午後の診療、夜間診療と分かれていて、途中には数時間休憩時間があります。そのため、アルバイトであれば夜間診療だけという勤務方法も可能なので、1日3時間から4時間前後しか勤務しないという働き方も可能なのです。もっと働きたいという人は、午後診療から夜間診療まで通して働くこともできます。
夜診のアルバイト・パートにチャレンジしたい新人看護師さんへ
●夜間診療だからと特別何かを意識する必要はない
夜間診療と聞くと、昼間とはまた違ったスキルが必要になると考えてしまう新人看護師もいるかもしれませんが、何も特別なことをする必要はありませんし、特別なスキルが必要になるわけでもありませんよ。あくまで看護師として必要なスキルと資格があれば、新人看護師でも問題なく勤務できます。夜間診療は外来になるので、病棟の入院患者にまで気を回す必要はないので、診療に来た患者のことを考えて仕事をしましょうね。
●最近は夜間診療を行える医療機関が増えている
夜間診療の求人を探しても、思うように発見できないという経験をした人もいるでしょうが、最近ではどんどん夜間診療を行える医療機関が増えているんですよ。そのため求人数も増加傾向にあるので、今後はもっと夜間診療の求人が増えることが予想できますね。昼間は他の仕事をして、夜間に看護師の仕事をしたいと考えている人にはおすすめの求人ですし、新人看護師でも頑張ればしっかりとスキルアップもできるので、頑張ってみましょう。