新人看護師のアルバイト・パート予備知識「イベントナース」
イベントナースの仕事内容
イベントナースは名前の通りにイベント会場などで勤務する仕事なのですが、イベントが開催される場所と言えば、主にコンサート会場、テーマパークなどが多いでしょう。イベントの場合には長期間運営されても1ヵ月や2ヶ月で終わってしまう場合も多いので、短期アルバイトや単発アルバイトで募集を行っていることが多くなっています。家から直帰直行となっていることも多いのですが、交通費の条件がある場合もあるので注意しましょう。
イベントナースはイベント会場やテーマパークなど、イベントが開催されているとき、急に具合が悪くなったときなどに、応急手当てをするために勤務しています。イベントに参加する人の多くは健康なのですが、夏場などは熱中症にかかってしまう人もいるので、このようなときには看護師の出番となります。比較的新人看護師でも採用してもらいやすいものの、急病人やケガ人に対して素早い対応が求められるので、決して楽な仕事ではありません。
勤務先に着いたら、まず医療機器などの点検をしっかりと行い、イベント会場によっては見回りをすることもあります。中にはイベント会場やテーマパークに医務室が完備されていることを知らない人もいるので、もし具合が悪そうな人がいたら、声をかけることも必要になります。1人で勤務することはありませんが、医務室が複数に分かれていることもあります。基本的には定時で帰宅できるものの、急病人がいる場合には、多少残業が必要になるのは当然と言えるでしょう。
イベントナースの時給相場
イベントナースはそれほど高い給料をもらっているというわけではありませんが、イベントの種類や内容によって時給が大きく変わってくることもあります。平均すると時給で1400円前後になっていることが多いのですが、あくまで平均的な給料だということを覚えておきましょう。高い場合には1600円や1700円ぐらいに設定されていることもあります。
お役立ちメモ
●新人看護師でも働きやすいお仕事
アルバイトで勤務する場合には、新人看護師であっても採用してもらいやすいという特徴があるのですが、その中でもイベントナースは比較的採用してもらいやすいという特徴があります。なぜならイベントナースというのは短い期間だけ仕事をする場合が多く、すぐにでも看護師を欲しいと考えているからです。もちろん看護師の資格は必要ですし、経験があった方がよいのは他の仕事と変わりありません。
●復職を目指す人や、ブランクを空けないための対策に最適
まだ経験の浅い新人看護師でも、結婚や介護を機に今の職場を退職しなければいけなくなる場合があるでしょう。しかし、復職を検討しているという人もいるので、そのような場合にはブランクを空けたくないと考えるのが普通です。新人看護師ではアルバイトでもある程度勤務先が限られてしまいますし、常勤と同じような勤務形態になっていることもあります。
しかし、イベントナースであれば1日だけの勤務という場合もあるので、復職を目指している看護師や、ブランクを空けないように、空いている日だけでも看護師として勤務したいと考えている場合には、最適の職業だと言えるでしょう。勤務日も勤務時間も明確になっているので、介護や子育てなどで家を空けられる日が限られている人にはおすすめできます。
ワンポイントアドバイス
新人看護師というのは、どうしても経験が浅いから他の仕事に就くのが難しいと考えてしまう人も多くなっていますよね。そんな場合にはイベントナースがおすすめできます。しかし、イベントナースでも経験何年以上と書かれている求人があるのですが、経験不問で新人看護師でも応募できる求人もあるんですよ。テーマパークの場合には経験を求められることが多いですが、突発的なイベントが多いコンサートやライブ会場の仕事であれば、比較的新人看護師でも採用してもらいやすいのでおすすめできます。もし興味があれば検討してみてくださいね。