新人看護師の転職活動でよくある落とし穴
1.第二新卒という定義の曖昧さに困惑
看護師の求人でも、一般職の求人でも、第二新卒歓迎と求人票に書かれていることがあるが、第二新卒とは何歳までで、何年以上経験をしているのかというしっかりとした定義がない。求人によって解釈の仕方が異なっているので、自分は第二新卒なのか、第二新卒ではないのかで迷ってしまうことがある。
2.未経験者歓迎の定義もわかりにくい
求人票には未経験者歓迎と書かれていることもあり、クリニックであればクリニックで経験を積んだことはなくてもよいのか、完全に看護師として未経験であってもよいのかがわからない場合もある。しかし、未経験と書かれていれば思い切って応募するという人も多い。
3.退職を先走って失敗
病院に勤務していたけれど、勤務してみたい職場の求人が出ていたから退職して転職活動をしたら、全く自分が希望する求人を見かけなくなってしまったということもある。転職はもっと慎重に行うべき。
4.転職活動が思うように進まず、また同じような職場に就くことに
夜勤がきついから夜勤のない職場に転職したいと退職し、転職活動をしても自分が就職したい職場がなく、失業手当ももらえなくなってしまったので、結局前と同じような職場に就職して苦労したという人もかなりいる。
5.待遇が以前よりも悪くなってしまった
かなり長い期間務めていた職場を辞めて転職すると、やはり給料は下がってしまうことが多いのですが、短い期間で待遇に不満があるからと辞めてしまい、次の職場はもっと待遇が悪かったという体験をした人もいる。情報収集をしっかりしないと前回と同じ轍を踏むことになる。
6.失業保険があるから…と、転職活動を怠けてしまった
通常は半年以上勤務することで失業保険がもらえるようになるが、失業保険があるからと転職活動を怠けてしまい、結局慌てて転職活動をしなければいけなくなったという人も多い。
7.何度応募しても書類選考に通らない
しっかりと履歴書や職務経歴書を書いているつもりなのに、何度応募しても書類選考で落とされてしまう人もいる。まずは原因の究明と書類の見直しを行わないと、何度応募しても同じ結果となるので注意が必要。
8.職務経歴書の書き方がわからない
第二新卒の場合には初めて職務経歴書を書く場合が多く、どのように書くべきなのかわからないという人も多い。インターネットで調べれば簡単にわかるものの、調べないで書いて不採用となってしまう人もいるのできちんと調べるべき。
9.毎回迷う志望動機の書き方
履歴書には志望動機を書く欄があり、面接でも何でこの職場を選んだのかというのはかなり高い確率で聞かれる。しかし、志望動機で迷ってしまい、不採用になってしまう人もいる。
10.辞めグセがついてしまう人も
せっかく転職活動をして第二新卒として就職しても、数日でまた辞めてしまう看護師も多い。理由はさまざまあるが、事前の情報収集や辞めた理由を明確にしていないと、何度転職をしても失敗してしまう。
初めての転職活動は慎重に!
第二新卒の看護師は転職活動が初めてという人も多いので、わからないことや失敗してしまう人も多いでしょう。わからないことはまず自分で調べてみること、調べてもわからない場合には専門の機関や友人、親など転職に詳しい人に聞いてみることが大切ですよ。わからないままにしておくというのが最もやってはいけないことです。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という諺もあります。これは看護師の仕事でも同じことが言えるんですよ。
わからないことは調べて、調べてもわからないことは聞くことで、大きな失敗を防ぐことにも繋がってきます。さらには何度応募しても自分の希望する職場に採用してもらえないという場合には、何が原因なのかを追究しないと何度やっても同じ結果になりますよ。書類選考で落ちるのであれば書類対策、面接で落ちるのであれば面接対策、経験が足りないのであればセミナーに参加することや、資格を取得して補うなどの対策を行いましょう。