1~2年目のボーナスに関するデータ
ボーナス額の平均(看護師全体と比較)
看護師の職場ではどこでもボーナスが支給されますが、新人看護師のうちはどれぐらいボーナスをもらえるのでしょうか。職場によって基本給の何倍という感じで決められている場合もありますし、いくらと明確に決まっている職場もあります。そこで新人看護師が平均するとどれぐらいボーナスをもらっているのかというと、大体平均で40万円から50万円ぐらいとなっています。
ちなみに10万単位で見てみると、31万円から40万円の間という人が大体40パーセント近くを占めているという結果になっています。21万円から30万円の間という人が大体15パーセントぐらいで、41万円以上もらっているという人が45パーセントもいるのです。1年目でこれだけもらうのは難しいでしょうが、こう見ると看護師の職場はボーナスが多く支給されているというのがわかるでしょう。
厳しい仕事をしているのだからもらって当然と考える人もいると思いますが、民間の中小企業ではボーナスが支給されないということが多いのに比べると、やはり看護師は恵まれていると言えるでしょう。ちなみに看護師全体で見てみると、50万円から60万円のボーナスをもらっている人が最も多くなっています。もちろんこれ以上の金額をもらっている人もたくさんいるのですが、あくまで平均的な数値なので、あまり気にする必要はありません。
勤務先によるボーナス額の違い
ボーナスの金額は看護師であっても勤務先によってかなり異なってしまうのですが、最もボーナスに恵まれているのは、やはり公務員として勤務することができる職場でしょう。公務員とは言っても看護師の場合には役人や政治家のような不労所得者同然の公務員とは全然異なっていて、民間で勤務する看護師と同様に厳しい職場となっています。
新人看護師のときは民間の職場でも公務員として働く職場でもほとんど平均ボーナスは変わりませんが、長年勤務することによってやはり公務員がどれだけ優遇されているのかというのがわかります。同じ民間であっても、大手企業に勤務する産業看護師などはボーナスの金額に恵まれていて、新人看護師でも一般的な看護師の平均ボーナスである50万円から60万円ぐらいのボーナスが支給されることもあります。
特にここ数年は大手企業がかなり優遇されているので、フィールドナースや治験関連の看護師などもボーナスが優遇されている傾向にあります。新人看護師に限定すると、公務員よりも大手企業はボーナスが高くなっている傾向にあるのですが、第二新卒で採用してもらうのが難しいという特徴もあります。しかし、これだけボーナスが優遇されるのであれば、難しくても転職に挑戦してみようという新人看護師が多くてもわかる気がします。
新人看護師さんに聞きました!「ボーナスは何に使ってる?」
2年目までの新人看護師を対象としたアンケートの結果によると、半分貯金をしてもう半分で好きな物を買うという看護師が多くなっています。特に看護師は女性が多いので、ブランドのバッグや洋服を購入する人が多いのです。中にはボーナスの大半を貯金するという人もいるのですが、なぜあまり使わないのかというと、老後のために貯金しておきたいという人もいれば、仕事で疲れていて買い物をする元気がないという人もいるのです。
やはり新人看護師のうちは勤務に慣れていないので、かなり疲れが溜まってしまうことが多いでしょうし、すでに老後のことを考えておかなければいけないぐらい現在では経済が悪化しているということでしょう。他には遊びに使用するものを購入する人も多いのですが、夏場であれば水着やサーフィンの道具、冬場であればスキーやスノーボードの道具を購入するという人も多くなっています。
少数意見を見てみると、奨学金の返済に使用する、実家の住宅ローンを支払うという少々悲しい意見も含まれているのですが、中には親や兄弟にプレゼントをするという意見の人もいます。使い方は人によって全く違っているのですが、昔のように思いっきり使って楽しもうという人はかなり少なくなってきていると言っても過言ではありません。