第二新卒看護師として「空港の検疫官」に転職!
空港検疫官として働く看護師の仕事内容
空港で働く看護師の場合には、医務室やクリニックで勤務する場合と、検疫官として勤務する場合があります。検疫官の場合には厚生労働省に採用してもらうため、公務員扱いになります。主な仕事は外国から来る外人の中に病気の人がいないか検査をすることや、病気の人がいたら治療を行うことで、日本国内に病気を蔓延させないことです。しかし、近年は大量に外人が日本へやってくるので、病気を防ぐのが難しくなっています。
本来であれば入国できる外人を制限するべきなのですが、日本政府はどんどん外人観光客や移民を入れようと工作しています。よって検疫官は今後どんどん仕事が厳しくなることは目に見えているので、仕事内容もさらに増える可能性があるでしょう。他にも健康チェックや健康相談、予防接種やアンケートへの記入をお願いするなど仕事はたくさんあるのです。他の職員とのコミュニケーションも必要になる大変な仕事が検疫官なのです。
採用傾向・待遇
検疫官は公務員なので、相当待遇がよいと考える人もいるでしょうが、初任給はそれほど高いというわけではなく、看護師の平均的な初任給よりも安くなっています。特に新人看護師の場合には、平成27年時点では初任給が最も安い18万2900円しかもらえません。ただし、今後はもっと初任給が引き上げられる可能性はありますし、確実に昇給やボーナスが支給されるというメリットもあります。手当もたくさん支給されるので、長年勤務すれば民間で勤務するよりも確実に給料は高くなるでしょう。
募集人数も現在では以前よりかなり増えているので、新人看護師でも現在では採用してもらいやすくなっていると言えます。他にもいろいろと条件があるのですが、他の看護師と異なっている点は、普通自動車免許が必要になるということです。現在では普通自動車免許を持っていない人も多いので、検疫官として勤務したいのであれば、普通自動車免許を取得しておきましょう。面接の前に書類選考を行っているので、書類対策もきちんと行っておくべきです。
転職先としてのメリット・デメリット
検疫官最大のメリットは、やはり公務員という点でしょう。公務員と言えば仕事が楽で高待遇というのが一般的ですが、看護師の場合には公務員でも民間と同等に厳しくなっているということを忘れてはいけません。ただし、待遇面ではかなりよいと言えるので、公務員として働けるのが最大のメリットです。よほどの失態をしなければクビになることもありませんし、潰れてしまうこともないので、将来性も抜群によくなっています。
逆に検疫官は必ず疫病から日本を守らなければいけないので、デング熱のときのように日本国内で蔓延させてしまうと、病院などの医療機関よりも遥かに責任は重くなるというデメリットがあります。疫病は日本国内全体に広がる可能性もあるので、責任重大ということを常に頭に置いておかないといけません。特に外国には厄介な病気が多数存在しているので、疾病者を日本に入れないように、しっかりと検査する義務があるのです。だからこそやりがいのある仕事と言えるでしょう。
ワンポイントアドバイス
検疫官は求人数も少なく、そう簡単に就職できる職場ではなかったのですが、現在では移民政策によって大量に外人が入国してくることや、空港の乱立やハブ化によって、どこの空港からも外人が入国してくるので、求人数も募集数も増えています。検疫官を目指す人にとってみればメリットのように見えますよね。でも、責任重大な仕事なので、軽く考えることがないようにしてくださいね。
2020年には東京オリンピックがあるので、現在以上に大量の外人が日本に押し寄せてきます。検疫官の仕事量も爆発的に増えるので、検疫官を目指す新人看護師がどんどん増えれば採用してもらえる可能性も高くなりますよね。しかも看護師の多くは民間で勤務しているので、公務員として勤務するチャンスと思って、新人看護師であっても挑戦してみるべきです。ただし、応募条件や勤務内容などはしっかりと確認しておかないといけませんよ。