第二新卒看護師として「健診センター」へ転職!
仕事内容
健診センターで働く看護師の仕事内容は、健康診断の実施が仕事になるのですが、主に身体測定、血圧の測定、心電図、採血、尿検査などを担当することが多いでしょう。聴診器による診察は医師が行いますし、レントゲンはレントゲン技師が行うので、補助をすることや案内をすることはあっても、実際に行うことはありません。
それほど難しくて技術がいるような仕事ではありませんが、採血と心電図は技術が必要になってくるので、新人看護師のうちは簡単な検査を担当するようになるでしょう。心電図に関しては看護師が担当する場合もあれば、検査技師と呼ばれている人が担当する場合もあるので、面接のときにきちんと確かめておく必要があります。
健診センターではただ検査を行うだけではなく、健康診断の結果を記入する必要も出てきますし、管理をする仕事も存在しているので、パソコンが使えると便利です。他にも視力検査や聴力検査、場合によっては会社や施設などに出張健診に行く場合もありますが、健診カーを運転させられることはないので、車が運転できる免許は必要ありません。
待遇・求人傾向
健診センターの待遇は病院やクリニックとほとんど変わりませんので、年収では大体400万円から450万円ぐらいが平均的だと言えるでしょう。もちろん職場によって多少変わってくることはいうまでもありませんので、あくまで平均的な年収だと考えてください。第二新卒で就職した新人看護師ならば、大体初任給は22万円から25万円ぐらいの給料になります。
健診センターはそれほどたくさん存在しているというわけではないので、多少求人数は少なくなっているものの、募集している人数は必ず1名のみとは限りません。健診センターを利用したことがあればわかりますが、複数人の看護師が勤務しているので、当然求人が出ていれば、複数人募集している可能性も十分あります。
転職先としてのメリット・デメリット
健診センターを利用する場合には、予約をしてからでなければ利用できないのが一般的なので、ときには勤務時間を過ぎて残業をしなければいけないものの、比較的定時で終わることが多くなっています。夜勤もありませんし、休日もしっかりと決められているので、休みの日の計画が立てやすいというメリットがあります。
検査というのは病院やクリニックでも行っているので、健診センターで学んでおけば、病院やクリニックなどの医療機関へ転職するときにも役に立つでしょう。このように多くの職場で役立つ技術を習得できることもメリットです。特に採血は献血の仕事でも役に立つスキルなので、しっかりと身に付けておくべきでしょう。
健診センターでの仕事は同じ検査をずっと行うことが多いので、飽きっぽい人や落ち着きのない人にとってはデメリットが多いかもしれませんが、逆に1つのことに集中できるような人にとっては向いている仕事です。ただし、ある程度スピードが求められる仕事でもあるということは覚えておくべきでしょう。
健診センターの仕事に興味がある新人看護師さんへ
健診センターではいろいろな検査が行われているので、関連資格を取得したいと考えても、1つに絞るのは難しくなっています。基本的に看護師の資格を持っていれば問題ありませんので、特に資格の取得を考える必要はありませんよ。もし自分は新人看護師だから採用してもらえるだろうか、第二新卒でも採用してもらえるだろうかという心配があるのであれば、看護師のセミナーや研修会に参加しておけばよいでしょう。
研修会やセミナーでは、健診センターで勤務するときに役立つ講習や実技などを行っている場合もあるので、インターネットを使って検索してみましょうね。面接のときにセミナーや研修会に参加したこともきちんと告げておかなければいけませんよ。そのためには健診センターの勤務と関係のないセミナーや講習を受けないように、事前の情報収集も忘れないようにしましょう。
健診センターは病院やクリニックと違い、健康な人が来る施設なので、精神面では若干楽に感じることもあります。もちろん体力的にも同じことが言えますよ。