第二新卒看護師として「企業内健康管理室（産業看護師）」へ転職！
仕事内容
企業内診療所で働いている看護師の仕事内容は、主に病気で気分が悪くなった人を休ませる場合もありますし、このまま寝ているだけでは危険だと判断すれば、病院へ行くようにすすめる場合や、救急車を手配することもあります。場合によってはケガをしてしまうこともあるのですが、ケガの場合にはその場で応急処置を行うか、病院へ行って手当てを受けるかのどちらかになります。
病院へ行くか、企業内健康管理室で応急処置をするのかという判断も看護師が行うのですが、企業内健康管理室には小規模な医務室が完備されている場合と、企業内診療所と言って、クリニックのような施設が完備されている場合があります。企業内診療所であれば医務室よりもしっかりとした応急処置が受けられるようになっているので、新人看護師で企業内健康管理室に勤務したいと考えている人は覚えておきましょう。他にも健康相談やメンタルケアの仕事もあります。
待遇・求人傾向
企業内健康管理室は人気のある職場になっているのですが、理由の1つとして給料が高くなっていることが多いというのが挙げられます。大体看護師の平均年収は400万円から450万円ぐらいになっているのに対して、企業内健康管理室で働く看護師の場合には500万円から550万円ぐらいが平均年収になっているのです。
企業内医務室で働く看護師は民間企業に雇ってもらうことになるので、給料は会社によってかなり差が大きくなっている場合もあります。中には第二新卒で就職したとしても、月収が30万前後もらえるような職場も存在しているのです。また、企業内健康管理室が完備されている職場の多くは大手企業となっていて、中小企業では100人以上社員がいるような比較的規模が大きい会社に限られます。
もちろん大手企業であれば確実に企業内健康管理室が完備されているというわけではありませんが、大半の大手企業では完備されています。よって求人の数も大手企業の本社や工場、事業所が多くある地域が多くなっているので、第二新卒で応募を希望している人は参考にしてみてください。
転職先としてのメリット・デメリット
企業内健康管理室の求人はとても人気があるのですが、それはメリットが多くあるからです。メリットが少ない職場は人気がなくて、メリットが多い職場は人気があるのは看護師の職場に限ったことではありません。ではどのようなメリットがあるのかというと、給料が高い場合が多いこと、夜勤が存在していない職場が多いこと、日曜日や祝日など、決まった曜日に休みが取れること、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは他の社員と同じようにしっかりと休めることなどがあります。
他にも社員専用になっているので、見ず知らずの部外者が診療や応急処置、健康相談やメンタルケアに来るということがありませんし、企業内診療所であれば、保健師が健康相談やメンタルケアを行っていることもあります。よって企業内診療所の場合には、看護師の仕事内容が減る場合もあるのです。ただし、企業内診療所がある会社では、出張に同行する可能性があるということも覚えておく必要があります。
産業看護師の仕事に興味がある新人看護師さんへ
企業内の診療所は、応急処置の方法や症状を見てどのように対策を練るべきなのかという判断力を身に付けるのに適している職場です。医務室のように看護師が1名や2名しか勤務していない場合には、健康相談やメンタルケアを行う可能性もあるので、カウンセラーのスキルも身に付くんですよ。さらにはパソコンを使って健康管理を行う場合もあるので、基本的なパソコンの操作も覚えられます。
新人看護師の場合には資格を取得しておくと面接でも有利になるのですが、新人看護師におすすめの資格は産業カウンセラーです。産業看護師として働くことを目指す第二新卒の看護師もよく取得している資格なんですよ。他にも役立つ資格は多数ありますし、民間とは言っても大手企業で勤務することになるので、将来の心配もほとんどいりませんね。後は自分がどれだけ頑張れるかで昇給額やボーナスの金額が変わってくることもありますよ。
