訪問看護ステーションの看護師求人データ
訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容
今後は自宅療養をする患者も増えてくると予想されています。その中でも重視されているのが、訪問看護です。患者の自宅を訪れ、健康管理をする仕事です。実際日本全国に訪問看護ステーションが作られ、看護師の募集が行われています。
訪問看護ステーションにおける看護師の主な仕事は医療処置です。バイタルのチェックを行って記録を取り、何か変わったところはないか確認します。また人工呼吸器や持続点滴、膀胱カテーテルのような専門器具を使っている人はその処置をします。床ずれ防止のための褥瘡管理も行います。
また医師の指示を受けて、インシュリン注射や点滴、血糖値の測定といった医療処置を行うこともあります。リハビリを行っている人には、リハビリのお手伝いをします。
その他には日常生活の世話を見るのも、看護師の仕事です。食事や入浴の介助をしますし、必要に応じて散髪や口腔ケアを行うこともあります。健康状態を維持・向上させるために、栄養状態や運動に関するアドバイスをします。家族と同居している患者の場合、普段介護をする家族に対して日常生活における注意点や家族からの介護の悩み相談に乗るなども担当します。
訪問看護ステーションで働く看護師の給料・待遇
訪問看護ステーションで勤務することになった場合、年収の相場は400~500万円くらいになると思ってください。ちなみに訪問看護ステーションの場合、夜勤をすることはまずありませんし、原則土日や祝日は休みとしているところが多いです。
病院勤務と比較してそれほど環境は厳しくありません。その割には病院勤務と比較しても決して遜色ないだけの給料がもらえます。看護師の職場の中には、好条件の案件と言っていいでしょう。
月給は20~30万円が相場です。東京や大阪のような大都市になると35万円を超える月収を得ている人もいます。その他にはオンコール手当があります。夜勤は原則行わないと紹介しましたが、もしかすると患者の容体が夜間急変する可能性もなくはありません。
その場合にはオンコールが入って、患者の自宅に直行することがあります。オンコール手当はオンコール1回当たり1000~3000円くらいです。休日や深夜・早朝のオンコール手当の場合、額がアップする傾向が見られます。
訪問看護ステーションの中には、非常勤スタッフを募集しているところもあります。非常勤で勤務する場合、時給は都市部で2000~3000円が相場です。地域格差が結構あって、安い所だと時給1200円程度になってしまう地域もありますから注意が必要です。
訪問看護ステーションで働く看護師に求められるもの
訪問看護師は、患者の自宅を回ります。1日に3~5件程度の自宅を回ってケアする形になるでしょう。一定の範囲内で受持ちが割り当てられますから、担当する自宅を回ってケアをします。そこで重要なのが、自動車です。自動車のような小回りの利く乗り物で回った方が効率的に複数の自宅を訪問できます。
そこで訪問看護ステーションの求人を見てみると、看護師免許の他にも自動車の運転免許が必須の案件も数多くみられます。一部自動車がなくても自転車を使って回るのを認めている求人もあります。電気自転車などを利用すれば、患者の自宅を移動するときの労力が軽減できます。自転車移動する場合には、必要な持ち物はリュックなどに入れて背負って移動する形を取ります。
訪問看護は、患者との距離がより近くなります。業務をしながら世間話に花を咲かせることもままありますから、コミュニケーション能力にたけた人の方が好ましいです。世間話はその時々の話題やニュースが題材になることが多いですから、ニュースや新聞はチェックしておいた方が会話も弾みます。