空港内の医務室やクリニックの看護師求人データ
空港内の医務室やクリニックで働く看護師の仕事内容
看護師の中には空港内で勤務している人もいます。空港内の看護師の仕事は2つにさらに分類でき、空港内医務室・クリニックの仕事と検疫官の仕事があります。
空港内医務室・クリニックの看護師は、利用客の中で体調不良を訴える人のケアが主要な業務です。必要最低限の器具や薬しか揃っていないことが多いです。そこで重症の患者の場合、とりあえず応急処置をしてあとは病院を手配する形になります。
飛行機の中には時に乱気流に巻き込まれるケースもあります。この場合乗客や乗員で多数のけが人が発生することがあります。乱気流が発生すると、テキパキと処置をしていかないといけないですから結構大変です。
空港内クリニックの中には、民間が運営母体になって経営しているところもあります。このようなクリニックで勤務している場合、キャリアを積み重ねると母体の病院からお呼びがかかって仕事をする場合もあります。
空港内の医務室やクリニックで働く看護師の給料・待遇
空港内クリニックで勤務することになった場合、どの程度の給料がもらえるのでしょうか?月給では22万円程度で年収にすると400万円前後といったところが相場になります。看護師の平均年収を見ると、平成24年度のデータで471万円となっています。この年収と比較すると少ないです。
空港内クリニックの中には、夜勤を担当しないといけないケースもあります。空港の中には24時間稼働しているところもあって、この場合、ひっきりなしにお客さんがやってきます。このため空港内クリニックの24時間営業しなければならないわけです。
ただし同じ夜勤と言っても、病棟勤務と比較すればその負担は圧倒的に低いです。まず入院設備がないですから容体の急変への対応はありませんし、ナースコールでてんやわんやといったことはありません。また病棟勤務と比較すると夜勤と言っても、それほど業務量も多くありません。このような部分が加味されて、夜勤でもそれほど給料は高くないのでしょう。
空港内のクリニック・医務室で働く看護師に求められるスキル
空港内クリニックで勤務する場合、世界的に蔓延している感染症に関する知識は身に着けておいた方が良いでしょう。遠い国で流行している病気も、今では日本に飛行機に乗ってやってくる可能性は十分にあります。
最近だけでも、鳥インフルエンザやSARS、MERS、エボラ出血熱といった感染症が海外で確認されています。これがいつ日本に入ってくるともしれませんし、空港は特に危険が高いといえます。もしかするとこのような感染症を抱えた患者のケアをすることもあるかもしれないと思って、予備知識は勉強しておくべきです。それがひいては、自分の体を守ることにもつながってきます。
空港内クリニックには、外国人も多数訪れます。そこで英語力はある程度要求されると思ってください。空港内クリニックの募集を見てみると、日常会話に支障のないレベルの英語力のある看護師を募集しています。TOEICでみると700点以上のスコアは少なくても必要になると思ってください。いままでTOEICの試験を受けたことのない人は、一回受験してみると良いでしょう。だいたい2か月に1回くらいのペースで日本全国の試験会場で実施されている試験です。
空港内クリニック・医務室の看護師求人探しのポイント
空港内クリニックの看護師求人ですが、あまり多く出ていません。クリニックと言っても、それほど大人数で仕事をしているわけではないからです。多くても数人程度、羽田空港の国際線旅客ターミナルのクリニックは、医師と看護師、事務員がそれぞれ1人ずつ在籍しているだけです。
このため新規作用はまずなく、欠員が出たときに募集の出ることが多いです。そこでいち早く募集の情報を得るためには、看護師求人サイトを利用すると良いでしょう。
キャリアコンサルタントに空港内クリニックの転職を希望していると伝えれば、情報が出次第皆さんに報告してくれます。自分で情報収集する必要もないですから、特に仕事をしながら転職活動しようと思っている人に看護師求人サイトはおすすめです。