第二新卒看護師の転職先として人気の診療科
新人看護師の転職先・就職先として人気の診療科ランキング
1位:内科
やはり新人看護師に最も人気なのは内科です。なぜなら最も一般的な診療科であることと、最も多くの患者が来るので、募集人数が多くなっているからでしょう。第二新卒としても採用してもらいやすい上に、募集人数が多いので人気が高くなっているのです。
内科では看護師としての基本的な点をしっかりと学べますし、他の診療科にも応用が利くような仕事もたくさんあります。場合によっては採血を行う場合もあるのですが、採血は内科以外の診療科でも役に立ちますし、他の職場でも役に立つので、多くの新人看護師がしっかりと身に付けたいスキルとなっています。
2位:循環器科
循環器の診察は内科でも行っているのですが、循環器科というのは血管の病気を専門に診察する診療科です。血管は体中に存在していますし、仕事もかなり難しい診療科だと言えるでしょう。新人看護師のうちに難しい診療科を経験しておくことで、知識や技術だけではなく、看護師としての厳しい現実をしっかりと把握するという向上心のある看護師が希望する診療科です。
他にも近年は高血圧や血栓など、血管の病気で苦しむ人が多くなっているので、現代病に苦しんでいる人を助けたいという思いのある人が希望しています。難しい診療科とは言っても、第二新卒を採用している求人も出ています。
3位:整形外科
総合病院に存在している診療科の多くは病気を治す診療科ですが、整形外科はケガを治す診療科となっています。そのため、他の診療科とは違った知識が必要になってくるのですが、中には介護などに必要な知識も身に付くので、整形外科から老人ホームや介護施設などに転職しても即戦力になれるでしょう。
新人看護師はまだ若いので、一般的な知識だけではなく、この診療科でなければ学習できないような知識や技術を身に付けられるところに人気が集中する傾向にあります。整形外科の技術や知識はリハビリテーションの職場でも役立ちます。
4位:小児科
看護師は女性が多いですし、新人看護師の年代の人は独身の人がほとんどでしょう。よって子供が好きという理由から小児科に配属されたいと希望する人も多くなっています。小児科は内科のような診察や処置が一般的ですが、子供の病気全般に対応している診療科でもあるので、将来子供ができたときにも役立てられると考えている人もいます。
小児科の経験があれば、第二新卒でも保育園などで採用してもらいやすくなりますし、病院でも小児科が存在していることが多いため、希望通り配属される可能性が高いというのも人気の理由です。
第二新卒の看護師として自分に合った診療科を選ぶために
総合病院で人気の診療科は、やはり募集している人数が多いこと、いろいろな知識や技術を身に付けられる診療科、他の職場でも応用できる知識や技術が身に付けられる診療科が人気となっています。第二新卒の場合には、できる限り競争が激しくない職場の方が採用してもらいやすいので、求人が多くて倍率が低い診療科に人気が集まるのは当然ですよね。
知識や技術は多くのところで役に立つ方が人気なのですが、内科は大半の病気に対応できる診療科なので、医療関連の職場であれば応用が利きますよ。循環器のような難しい診療科でも高度な技術の習得が可能ですし、新人看護師でも採用してもらえる、配属してもらえる可能性があるのであれば、就職したいと考える人も多くなっているでしょう。
難しい転職を有利に進めるためには、やはり技術と知識は欠かせませんので、身に付けられる知識と技術はどんどん習得したいと考える人が多いでしょう。だからこそ他の職場でも活かせる技術や地域が身に付けられる職場は人気なんですね。
自分では人気の高い診療科を希望しているつもりはなくても、考えることは一緒であるというのはよくあることなので、人気があるかどうかは関係なく、自分が習得したい技術が学べるような診療科や新人看護師の教育体制が整っている職場を希望するのがよいでしょう。