第二新卒看護師として「麻酔科」へ転職!
病院には麻酔科と呼ばれている診療科がありますが、麻酔科は手術と切っても切り離せないほど関係が深くなっています。麻酔科というのは現段階で手術を行うのが可能なのかを判断する重要な診療科なのです。
重症になれば誰でも手術を行っているという印象を持っている人もいるでしょうが、誰でも手術を簡単に受けられるわけではなく、きちんと手術前に評価を行い、安全に手術ができるのかを判断するのです。そのため、かなりの知識が必要になりますし、手術の補佐をするのも麻酔科の看護師が行う仕事なのです。
そのため、第二新卒でも簡単に採用しているというわけではありませんが、採用している職場も存在しています。第二新卒として麻酔科に転職するのであれば、事前に自分である程度勉強をしておくことも必要です。麻酔科がどれだけ重要な役割を持っているのか、どれぐらいのスキルが必要になるのかを理解してから転職しましょう。大半の病院では麻酔科が設けられているので、転職する前にきちんと確認する必要もあります。
■精神的なケアも欠かせない仕事
手術が必要になる患者は、重症患者が多くなっています。しかもかなりの痛みを伴う症状の場合もあるので、精神的なケアも欠かせない看護師の仕事なのです。普通に声をかけても全く聞き取れないような状態の人もいますし、痛みで暴れ出そうとする人もいます。中には意識を失っている人もいるので、どのような患者が来ても冷静に判断しないといけません。多数ある診療科の中でも、特に高いスキルを要求される診療科ですが、手術を行えば大半の患者は入院します。
入院中の介助も看護師の仕事ですが、どこを手術したのか、どのような病気やケガで手術をしたのかによって、接し方が異なることも勉強しておかないといけません。精神的なケアはあまり重要視されていないイメージを患者は持っていることもあるので、かなり不安な状態で手術を受ける人もいます。だからこそ看護師は常に患者のことを考えないといけないのです。このような配慮や精神的なケアは、経験も必要ですが、心構えも必要だということを、新人看護師は忘れてはいけません。
麻酔科の仕事に興味がある新人看護師さんへ
麻酔科で勤務する看護師にとって1番のやりがいは、患者の回復が目で見てはっきりとわかることです。今までは声をかけても全く元気がなかったのに、最近は表情も明るく、元気に受け答えをしてくれれば、誰でも回復してきたとわかりますよね。
これこそ看護師をやっている中で、1番のやりがいと言っても過言ではありません。残念ながら手術をしても回復しないで、死亡してしまう人も存在している中で、このように回復してくれるというのはとってもありがたいことですよね。
このようにやりがいがあるからこそ看護師を続けていけるという人も多いですし、まだ経験の浅い新人看護師なのに、やりがいを求めて転職をする場合、麻酔科を希望する人がいるのはこのためです。麻酔科は第二新卒でも歓迎してくれる職場ですが、経験を求められることも多い職場ですし、他の診療科よりも高いスキルが求められます。だからこそ心構えがとても大切になりますし、しっかりとやりがいを持って転職する人のみを採用したいと考えるのは当然なんですよ。
■どんな人が麻酔科の仕事に向いているのか
麻酔科で勤務する場合には、手術室で取り扱う特殊な機材などもしっかりと覚えなければいけませんよね。手術室て取り扱う機材は、他のところに置いていない物も多いので、覚えるのが大変だと言われています。麻酔に関する知識も必要になるので、覚えることがたくさんあるんですよ。
麻酔科に向いている看護師というのは、いろいろなことを覚えたいという向上心のある人、多くの患者を救いたいという使命感の強い人が向いています。第二新卒として転職を考えている人は、まず自分の性格や思いが麻酔科向きであるかどうかを検討してみましょう。それから転職を考えても遅くはありませんよ。