第二新卒看護師として「泌尿器科」へ転職!
通常看護師というのは、どこの診療科でも女性が多いのが特徴なのですが、泌尿器科に関しては、女性よりも男性の方が現在では多い傾向にあるのです。もちろん女性の看護師も勤務しているのですが、なぜ男性看護師の転職が多くなっているのかというと、泌尿器科というのは尿に関する病気を診察するからだけではなく、男性性器の病気である性病の診察も行ってるからです。
女性であっても性病になったら診察に来るのではと思うでしょうが、女性の場合には婦人科で診療するのです。しかも腎臓や膀胱の病気になった場合には、泌尿器科ではなく内科を受診する人も多いので、必然的に男性患者が行く診療科という見られ方をするようになりましたし、実際に患者もほぼ男性と言ってもよいでしょう。だから男性の看護師が第二新卒として転職するのに適している診療科と言われているのです。
しかも特別なスキルを持っていないと転職できないというわけでもないので、第二新卒でも積極的に採用している医療機関がたくさんあります。
■女性が泌尿器科に転職したいと思ったときの心構え
女性であっても泌尿器科に転職したいと考えている新人看護師もいるでしょうが、女性の場合にはどのような心構えで転職をするべきなのかというと、やはり恥ずかしがらないことがとても重要です。
現在泌尿器科では、腎臓や膀胱の病気よりも、性病や尿道炎などの患者が非常に多くなっています。中には注射や検査室への案内などは女性看護師に任せて、陰毛を剃る作業や、メンタルケアなどは男性に任せるという医療機関もあります。
特に若い女性は恥ずかしがってしまう傾向にあるので、若い人よりもある程度年齢の高い人が仕事をしていることが多いのです。泌尿器科もなくてはならない大切な診療科ですし、患者は病気で来院するのですから、きちんと仕事だと割り切って、真剣に仕事ができる人でなければ、泌尿器科への勤務は難しいでしょう。ただし、給料は他の診療科に比べて低くなっていることも多いので、あらかじめ承知した上で転職しないといけません。
泌尿器科への転職を考えている新人看護師さんへ
■クリニックでの求人が多くなっている
総合病院でも泌尿器科が存在していることもあるのですが、泌尿器科の場合にはクリニックがかなり多くなっているのが特徴です。そのため、求人の多くがクリニックになっていることもあり、泌尿器科に転職するのであれば、クリニックに勤務するようになると考えておくべきなんですよ。クリニックにはいろいろなメリットやデメリットがあるのですが、やはり最大のメリットは、夜勤がないということです。残業もほとんどなく、定時でしっかりと帰宅できることが多いため、仕事が終わった後の計画も立てやすいというのもメリットですよね。
しかも看護師の仕事は基本的な内容が多く、他の診療科に比べて楽な傾向にあるというメリットもあります。もちろん看護師の仕事は全て大変なので、他の診療科と比べれば楽だという意味ですよ。ただし、その分給料が他の診療科よりも安くなっている傾向にありますし、患者が恥ずかしがってしまう場合もあるので、患者を不快な気持ちや不安な気持ちにさせないように配慮が必要という点に関してはデメリットと言えるでしょう。
■人間関係が良好な職場が多い
看護師が辞めてしまう原因の中でも、特に多いのは人間関係です。他の職場でも人間関係がこじれてしまうと、通勤するのが嫌になってしまうことがありますよね。しかし、人間関係が比較的よいと言われているのが泌尿器科なんですよ。なぜなら女性が少なく、男性が多い職場というのが1番の理由でしょう。
多くの職場では男性の数が圧倒的に多くなっているので、やはり人間関係をよくしておきたいと考える人が多いんですね。そんな男性が多い泌尿器科では、他の診療科よりも人間関係がよいという理由で、今まで潜在看護師だった人が復職することもあるんですよ。しかし、第二新卒として転職してくる人の多くは男性になっています。