第二新卒看護師として「耳鼻咽喉科」へ転職!
耳鼻咽喉科の特徴は、医療機器を使うことが多いということです。そのため、機械類を素早く的確に取り扱えるスキルが必要になるのですが、他の診療科や職場では経験することはできません。しかも他の診療科より、新人看護師が採用してもらいやすい傾向にあるので、第二新卒として転職しやすいというメリットもあります。耳鼻咽喉科では、事前に身に付けておくべきスキルよりも、転職してから身に付けるべきスキルが圧倒的に多いので、特に経験などを気にする必要はありません。
その反面、転職に成功してからは、機械類の取り扱いをしっかりと覚えなければいけませんが、女性は比較的機械の取り扱いが苦手という人が多い上に、苦手意識を持ってしまう人が多いのです。耳鼻咽喉科で医療機器を使わない治療は基本的に無いと言っても過言ではないので、最低でも鼻やのどの通りをよくする機械、聴力検査の機械、耳をマッサージする機械の3種類は置かれています。よって耳鼻咽喉科と医療機器とは切っても切り離せない関係にあると言ってもよいでしょう。
子供の患者も多い
耳鼻咽喉科は大人の患者も多いですが、大人以上に子供の患者が多いという特徴があります。中には親と一緒に来るような年齢の子供も多数来院するので、子供が好きな人に向いている職場とも言えるでしょう。小児科勤務の経験があると優遇されることもありますが、未経験でも採用してもらいやすい職場です。新人看護師は子供をどのようにして安心させるかという点をしっかりと学ぶ必要があるので、最初の頃は保護者などの苦情に悩まされることもあるでしょう。
しかし、看護師の仕事は機械類を取り扱うことと、患者の案内や受付業務を行うことなので、比較的慣れやすい職場でもあります。しかも子供が来院する場合には、中耳炎や鼻炎と言った症状が多く、直接的な治療などは医師が行いますし、他の診療科ほど重症患者が来るというわけではありません。そのため、クリニックなどでは第二新卒として転職してきた人であっても、少し教えたらすぐ本格的に勤務する場合もあるのです。
耳鼻咽喉科の仕事に興味がある新人看護師さんへ
耳鼻咽喉科の特徴として、他の診療科よりも忙しくなりやすいというのも特徴です。耳鼻咽喉科を受診して、何でこんなに待たされるんだという経験をした人もいますよね。なぜ忙しくなるのかというと、耳鼻咽喉科は医師による診察を受けた後に、必ず鼻やのどを通す機械を使用するからです。大体5分前後かかるのが一般的ですし、中耳炎などになったときには他にも聴力検査や耳のマッサージをすることもありますよね。
このように検査や機械を使用した治療を中心に行うので、回転率が悪くなってしまい、その結果待つ人の数が多くなるんですよ。中には苦情を言ってくる人もいるので、新人看護師にはストレスになることもあるでしょう。特に忙しくなるのは春です。なぜなら花粉症の患者が増えるからなのですが、花粉症の時期には通常の倍以上患者が多くなるケースもあるんですよ。だからこそスピーディーに仕事がこなせるよう努力しないといけません。
また、耳鼻咽喉科というのは、喉という文字が入っていることでもわかるように、喉の治療で来院する人もいるのです。そのため、耳や鼻だけではなく、喉に関する知識を身に付けることもできるんですよ。しかし、風邪をひいた場合には内科に行くのが一般的ですが、花粉症や鼻炎で鼻が詰まり、口で息をしていたら喉が痛くなってしまったという人もよくいますよね。このような患者は他の診療科に行きたがりません。
そんなときには同じ診療科である耳鼻咽喉科で喉が痛くなってしまったと言えば、喉もしっかりと診てくれるので安心です。喉であっても鼻や耳と同じように、医療機器を使用することに変わりはありませんので、ある程度の時間がかかってしまいますし、機械類の取り扱いは必要になりますよ。第二新卒として転職することを考えている人は、このような点を理解しておきましょうね。