第二新卒看護師として「整形外科」へ転職!
ケガの応急処置や治療法を学べる診療科
一般的な外科は主に手術がメインになるのですが、整形外科の場合には違っています。整形外科の場合には、筋肉や骨の治療を行う診療科なので、しっかりとスキルを身に付けておけば、ケガの応急処置や治療法を学ぶことができます。しかも患者によってケガの状態も変わってきますし、対処法も違ってくるので、毎回同じ方法で応急処置や治療を行うというわけではありません。そのため、幅広い知識が身に付く診療科でもあるのです。
もちろん新人看護師も多数勤務していますし、第二新卒でも採用してもらいやすい職場なのですが、ケガの応急処置や治療法を学ぶだけではなく、介護に役立てることもできます。そのかわり、患者を支えるような仕事も看護師が行うので、ある程度力のある人の方が向いていると言えるでしょう。また、ケガ人の場合には比較的元気な人も多いので、他の外科とは全く違う経験を積めるというのも整形外科のメリットと言えます。
幅広い年齢層の患者さんと関われる
内科の場合には高齢者の来院が多いですが、整形外科はあまり年齢に関係なく受診してきます。若い人の場合には、スポーツをやっている人が関節を痛めて来院する場合や、肉離れなどで来院する人が多くなっています。高齢者になると、骨折や骨粗しょう症など、年齢に応じて衰えてしまうことで障害が発生して来院する人が多いという特徴があるのです。年齢別でどのような患者が多いのかも学習できますし、その対処法も学習できます。
しかも比較的元気な患者が多いため、コミュニケーションを取って痛みを紛らわせようと考えている患者もいるのです。よってどのような年齢の人とでもコミュニケーションが取れるという人に向いている職場だとも言えるでしょう。さらに年齢に応じたリハビリなどの知識を得ることも可能です。現在では整形外科も看護師不足ですが、他の診療科に比べると人気になっていることから、それほど深刻な看護師不足というわけではありません。
整形外科に転職したい新人看護師さんへ
■応急処置などのスキルは他の職場でも役に立つ
整形外科ではケガをしたときの応急処置なども行っているので、しっかりとスキルを身に付けておけば、もし他の職場に転職したいと思ったときにも役に立つでしょう。例えば保育園や幼稚園、学校や会社の医務室などでも応用が十分可能になりますよ。看護師は直接治療を施すわけではないのですが、保育園や幼稚園、学校や会社の医務室でも当然応急処置だけで、実際に治療を行うわけではありませんので、整形外科で学んだスキルがあれば十分戦力になれますよ。
しかし、整形外科ならではの難しさもあるので、そう簡単にスキルを身に付けることはできません。仕事中だけではなく、仕事が終わってからも新人看護師のうちは勉強をしておかないといけませんし、たくさん実践経験を積まないと十分なスキルを身に付けるのは難しいでしょう。病気に比べてケガの場合には回復が目で見てわかることが多いので、その分喜びが大きな職場でもありますし、他の職場でも応用が利く診療科なんですよ。
■他の外科とは違っている点がいくつもある
一般的な外科と整形外科では異なっている点がたくさんあるのですが、呼吸器外科や血管外科などは、主に内臓や血管などを治療するための手術がメインとなります。それに対して整形外科の場合には、筋肉や骨を治療する診療科なので、かなり違っていることが多いのはわかりますよね。そのため、必要とする知識も違いますし、経験を積んでいくことで身に付けられるスキルも異なっています。
ただし、整形外科で身に付けたスキルはいろいろな職場で応用が可能ですし、他の診療科では学べないことを学べる診療科でもあるのです。医務室勤務だけではなく、介護関連の職場でも応用が利くので、新人看護師の中には進んで整形外科での勤務を希望する人もいるぐらいなんですよ。第二新卒として転職するときにも整形外科を選び、他の診療科では身に付けられないスキルの向上を目指す看護師もいるのです。