第二新卒看護師として「腎臓外科 」へ転職!
腎臓外科というぐらいですから、当然腎臓の治療を行っている診療科です。主に腎不全などの病気の際に、腎臓の移植を行っている診療科なので、勤務すれば腎臓に関する知識が身に付きます。しかし、臓器というのは単体で存在しているのではなく、いろいろな部分と繋がっているので、泌尿器科や循環器科などでも通用する知識を身に付けることも可能なのです。このように1つの臓器に特化した診療科は珍しいのですが、それだけ患者が多くなっているのです。
看護師も不足傾向にあるので、第二新卒の募集も積極的に行っていますが、腎臓外科自体の数も少なくなっていることから、現在では腎臓外科を目指す新人看護師は少なくなっています。その分転職もしやすくなっているので、腎臓に関する知識をしっかりと身に付けていきたいと考えている看護師は、ぜひ挑戦してみるべきでしょう。もちろん一般的な病棟での経験も積めるので、いろいろな職場で役立つスキルを身に付けることも可能です。
老人ホームなどの介護関連施設でも即戦力になるスキルが身に付く
腎臓外科で勤務すれば、腎臓に関する知識だけではなく、老人ホームなどでも即戦力に慣れるスキルを身に付けることも可能です。病棟勤務があるのだから当然だと思う人もいるでしょうが、腎臓外科では一般的な病棟勤務で行っている以外の仕事も存在しています。腎臓を移植すれば、当然排尿するのが困難になります。しかし、水を飲まなければ生きていくことができません。しかも腎臓の状態をチェックする必要があるのです。
よって排尿の手助けだけではなく、尿の状態や痛み、違和感があるのかという点までしっかりとチェックするのも看護師の仕事になります。このように細かな点までしっかりと気を配るというスキルは、老人ホームや介護関連の仕事でも必ず必要になるので、腎臓外科でしっかりと仕事をこなせれば、どこの老人ホームや介護関連の施設に転職しても即戦力間違いありません。新人看護師のうちからしっかりと指導させるので、頑張り次第でこのようなスキルは必ず身に付きます。
腎臓外科に転職したい新人看護師さんへ
■年配の患者が多い
人間は誰でも年齢を重ねて年を取ってくると、いろいろな部分が衰えて病気になりやすくなるのはわかりますよね。腎臓の場合も同様で、やはり年配の患者が多い傾向にあります。そのため、年配の人を看護するのがあまり好きではないという人には向いていませんが、年配の人の看護をするのが好きという人には向いていますよ。特に新人看護師や、第二新卒として転職してきた人はまだ若いので、年配の患者から見れば孫のような存在なんです。
中には自分の孫のように接してくる人もいるのですが、これはどこの病院であっても同様でしょう。他にもちょっとしたことで文句を言ってくる患者もいるので、精神面の弱い人にはあまり向いているとは言えませんね。第二新卒として腎臓外科に転職したいと考えている人は、高齢者と接するのが好きな人、コミュニケーション能力が備わっているのかが重要になります。
■仕事内容がある程度決まっているので慣れやすい
腎臓外科というのは、名前の通りに腎臓に特化した診療科です。そのため、看護師の仕事内容がある程度決まっていて、それほどたくさんあるというわけではありません。よって他の診療科と比べても、慣れるまでの期間が早いというメリットがあるんですよ。他の診療科では、治療する箇所が多くなっているのが一般的なので、手術の補助をする際にも、手術後の看護をする際にも、そのときの状況に応じて対応しないといけません。
それに対して腎臓外科であれば、腎臓の手術とその間後に限定されるので、仕事内容がある程度決まっているのです。早く慣れて高度なスキルを身に付けられるとあって、腎臓外科のように一定の治療に特化した診療科は人気があるんですよ。待遇もよくなっているので、メリットの多い診療科なのですが、もっと幅広いスキルを得たいという人は、別の診療科に転職するべきでしょうね。