第二新卒看護師として「歯科口腔外科」へ転職！

歯科口腔外科の場合には、病院に存在している場合もあれば、歯科医院に存在している場合もあります。歯科医院では抜歯を目的に歯科口腔外科も行っている場合があるのですが、歯科医院では看護師が勤務していませんので、今回は省きます。病院では顎関節症や腫瘍、外傷などであごなどに損傷がある場合などに治療を行っています。顎や顔面の下部を治療する診療科なので、治療後は言葉を発することが難しくなるのはわかるでしょう。

そのため、看護師のケアがとても大切になる診療科でもあるのです。しゃべるのが困難な場合には、看護師がしっかりとケアしないと、患者はストレスが溜まっていきますし、何か問題が発生した場合にも、しっかりと対応できなくなってしまいます。新人看護師の場合には、まず患者をどのようにケアするのかという点を学習するようになるでしょう。先輩看護師がどのような対応をしているのかをじっくりと観察し、自分のスキルアップに役立てないといけません。

基本的な看護師のスキルを高めることもできる

歯科口腔外科の場合には、入院を必要としている場合もあるので、一般病棟勤務をすることも当然あるでしょう。そのときには採血や検査、日常生活の補助なども行うので、他の病棟と仕事内容は変わりません。そのため、基本的な看護師のスキルを高めることもできるのです。やはり看護師であっても基本はとても大切なので、しっかりと基本をマスターしていないと他の職場でも採用してもらいにくくなります。

もちろん第二新卒でも十分採用してもらえる可能性はあるので心配はいりませんし、最初は基本から始めるので、努力次第でどんどんスキルアップできます。新人看護師は、通常最初に病棟勤務を経験することが多いのは、看護師の基本を身に付けるのには最適な職場であるからです。他の外科勤務では、気を使うことも多くなってきますし、歯科口腔外科でも口腔内のケアには十分注意しないといけませんが、基本を学ぶにはとても適している職場と言えます。

歯科口腔外科の仕事に興味がある新人看護師さんへ

この診療科に転職したいなどと考えている新人看護師も多いでしょうが、まずは診療科のことをしっかりと理解してから転職を決断しないと、転職しても後悔してしまう場合もありますよ。歯科口腔外科であれば、患者は言葉をしばらく発することができなくなる場合や、食事にも不自由してしまう場合もあります。そうした場合には看護師がしっかりと介助してあげなければいけないのです。

もし自分が全くしゃべれない、食事も思うようにできなくなったらどう思うのかということをしっかりと考えながら仕事をしないといけませんよ。ある程度回復してきたら、言葉を発する練習なども行う必要がありますし、食事のときにも付き添う必要がある場合も出てきますよね。このときにもまずは自分の気持ちになって考えるようにすると、新人看護師であっても心がこもったよい看護ができるでしょう。

■他の病棟と異なる仕事もある
歯科口腔外科は看護師の基本的なことを学べるというメリットがある反面、一般的な病棟勤務とは異なった仕事内容もあるんですよ。手術後の介助は他の病棟と全く変わりないと言っても過言ではないのですが、問題なのは手術中の仕事ですね。新人看護師であっても、1度は歯科医院で検査や治療を行ったことはあるでしょうが、歯科医院では歯科助手や歯科衛生士が行っているような仕事を、歯科口腔外科では看護師が行わないといけません。

薬剤に関しては他の外科と種類が違うだけで大体同じような感じでしょうが、バキュームなどは歯科医院関連でなければ使ったことはないですよね。また、病院によっては一般的な病棟勤務の一部を行わない場合もあります。例えば注射や検査なども医師が行う場合もありますし、全く行わないこともあるんですよ。第二新卒として転職するときは、歯科口腔外科は医療機関によって仕事内容が異なることを理解し、きちんと仕事内容を確認してから転職しましょうね。