第二新卒看護師として「アレルギー内科」へ転職!
検査を重要視する診療科
アレルギー内科はありとあらゆるアレルギーを診断、及び症状の緩和を目的としている診療科です。アレルギーの種類は多数あるので、一定の部分だけを見ていては診断が難しくなっています。看護師の仕事は主にアドバイスと検査が主流となってくるでしょう。アレルギー科で行っている検査方法は大きく分けて3種類あり、血液検査と皮膚反応試験、そして誘発試験です。
最初は本当にアレルギーなのかという診断をしないと、どのような生活をするべきなのか、どのような点に注意するべきなのかというアドバイスができません。新人看護師のうちは、どのようなアレルギーが存在しているのか、どのような検査が行われているのかという点は知っておくべきでしょう。第二新卒でも比較的採用してもらいやすい診療科ですし、いろいろな部位が関わっているので、もし転職する場合にも応用がきくというメリットがあります。
アレルギーの種類と症状を把握する必要がある
看護師は学校で長期間勉強をするので、新人看護師であってもある程度はアレルギーに関する知識は持っていると思います。それでもアレルギーの種類は主な症状については、アレルギー内科に転職したいと希望するのであれば、もう一度復習しておくべきです。アレルギーの種類は非常に多くなっていて、例えばアレルギー性鼻炎、アトピー皮膚炎、食物アレルギー、ハウスダスト、気管支ぜんそくなどさまざまな種類が存在しています。
食物アレルギーの場合には、卵や乳製品、蕎麦や小麦、甲殻類など原因は多数ありますし、人によってじんましんが出る、体がかゆくなるなどいろいろな症状があります。もちろん転職してからもしっかりと勉強する必要があるのですが、ある程度は転職前に知っておき、このような理由でアレルギー内科に転職を決めましたと面接で言えるようにしておくべきでしょう。そうすれば第二新卒の看護師でも採用してもらいやすくなります。
アレルギー内科の仕事に興味がある新人看護師さんへ
アレルギー内科は最近よく聞く名前の診療科だと思いますが、アレルギーに悩んでいる日本人はかなり多くなっていて、特に花粉症やぜんそく、アトピーなどは年々患者数が増えているんですよ。このようにアレルギー症状で苦しむ人を助けるのがアレルギー科に勤務する看護師なので、幅広い知識が必要になってきます。
アレルギーに関する学会や勉強会も存在していますし、看護師の認定資格も存在しています。しかもアレルギーというのは年齢に関係なく発症してしまうため、特に小児科などではアレルギー内科を併設していることがありますね。そのため、現在では小児アレルギーエデュケーター制度という資格も存在しているので、興味のある人は取得してみてはいかがでしょうか。
アレルギー内科で働く場合に最も大変なことは、アレルギーの特定よりも原因の究明です。食物アレルギーの場合には検査によって何が原因なのかすぐ分かるのですが、他のアレルギーは遺伝なのか、ハウスダストが原因なのか、カビ菌が原因なのかと言った原因を特定するのが難しくなっています。もちろん特定できないわけではありませんよ。
理由がわかったら、今度は生活習慣を改める必要があるので、部屋の掃除や空気の入れ替えをこまめに行う、食生活を改めるなどのアドバイスを行います。新人看護師のうちはこのようなアドバイスを中心に行うでしょうから、知識を身に付けることが重要になりますね。患者の数が増加傾向にあるので、第二新卒でも歓迎してくれる職場も多くなっていますよ。
慣れてくれば検査や検査の補助などを任されるようになるので、今度は技術面も多少必要になってくるのですが、アレルギー内科というのは体の隅々まで関わっている診療科なので、新人看護師でもしっかりと経験を積んでおけば、いろいろな診療科で役に立つでしょう。アレルギー内科の勤務経験があれば、多くの診療科で即戦力にもなれますよ。このように新人看護師にとってもメリットのある診療科なので、しっかりとスキルを身に付けておきましょう。