第二新卒看護師の求人をハローワークで探す
厚生労働省が運営するハローワーク(公共職業安定所)とは
ハローワークは公共職業安定所と呼ばれていて、主に仕事を探すことをメインとしています。場合によっては専門学校や職業訓練校の紹介なども行っているのですが、公共の施設なので、失業保険を受け取れるというのが最大の特徴でしょう。そのため、看護師に限らず、仕事を辞めた場合には失業保険を受け取るために、ハローワークで手続きを行う人が多くなっています。
昔はファイルで1枚ずつ仕事を探していたので、担当区域の求人しか出ていなかったのですが、現在ではパソコンで求人を探せるようになったため、1つのハローワークから日本全国の仕事が探せるようになりました。今までは複数のハローワークへ行って仕事を探していたという人も、このような手間暇を省くことができるのです。応募したい求人を発見したら電話連絡をしてくれますし、紹介状ももらえる施設になっています。
第二新卒看護師の転職活動への活用ポイント
転職をするときにハローワークを使用するのであれば、最初にやることは失業保険を受け取るための手続きと、ハローワークへの登録です。新人看護師のうちに転職を決めた場合、短期間で辞めているということもあり、それほど多くの失業保険が受け取れるわけではありません。それでも受け取れる分は受け取っておくべきなので、まずは登録しておきましょう。
失業保険を受け取るにはいろいろな条件があるのですが、待期期間や最低2回以上の求職活動など、詳しい説明を受けてから転職活動を開始します。通常はハガキをもらえるので、ハローワークで仕事を探すときには必ず持参しましょう。そうしないと仕事の紹介をしてもらえなくなります。
最近ではインターネットでも利用できるので、よい求人を見つけたらハローワークで紹介状を受け取り、面接に行くという方法も可能です。ちなみに求人紹介を受けたときには、すでに募集を締め切っていた場合や、その場で断られてしまう場合もあるのですが、それでも求職活動に含まれるので、しっかりと記録に残しておくようにしましょう。
失業保険を受け取るには
ハローワークの最大のメリットは失業保険が受け取れることなのですが、失業保険を給付してもらうためには、しっかりと決まりを守っていないといけません。倒産やリストラなどで退職させられた場合と、自己都合で辞めた場合では、失業保険を受け取れる時期が大きく異なってしまうので注意しましょう。事前にきちんと担当者から説明を受けるはずです。
上記でも少し触れましたが、最低2回以上の求職活動を行わないと、失業保険の受給ができなくなります。もちろん活動はハローワークだけではなく、求人誌や求人サイトを使って行っても問題ありませんが、失業保険を全額支給されていない状態で就職が決まった場合、ハローワークからの紹介でないと、残りの失業保険を受け取れなくなるので注意しないといけません。
このような厄介な決まりもあるのですが、就職が決まったらすぐ残りを受け取れるわけではありませんので、決まってすぐ辞めてしまった場合には、また失業保険の支払いを再開することが可能です。他にも別途収入があると、失業保険料を減らされてしまうので、しっかりと決まりを知っておかないといけません。
第二新卒看護師の求人を探しにハローワークはNG
基本的にハローワークは看護師の求人探しには適していません。失業保険の手続きのみに利用し、看護師専門の求人サイトや日本看護協会のナースセンターを利用することをおすすめします。
第二新卒看護師として転職活動に挑む場合は、求人の選択肢を広げつつ、新人看護師の受け入れ体制が整った職場を探していく必要があります。
ハローワークにも看護師の求人があることはあるのですが、病院などに限定されてしまうことが多いです。また、全体の求人も少なめで、無料で求人掲載できるため、消極的な求人の割合が多いです。それに比べて看護師専門の求人サイトや日本看護協会のナースセンターであれば、看護師の求人に限定されていて、求人数も多い上にサポートも充実しており、第二新卒看護師でも有利に転職活動を進めていくことが可能になっています。