第二新卒看護師として「呼吸器外科」へ転職!
呼吸器外科で学べるスキル
呼吸器外科は呼吸器に関する治療を行う診療科ですが、主に気道や肺の病気の治療が多いでしょう。肺も比較的病気になりやすい部位なので、患者数が多くなっています。呼吸の病気を調べる方法としてはレントゲンが一般的ですが、他にもCTや内視鏡などが用いられています。レントゲンやCTに直接看護師が関わることはありませんが、内視鏡に関しては看護師も十分関係しています。もちろん直接検査をする訳ではありませんが、器具の準備や患者の案内などはおこないます。
よって内視鏡関連の仕事をしたいと考えている新人看護師にも適している勤務先と言えるでしょう。もちろん患者のケアも必要になるので、メンタルケアなどのスキルも身に付けることが可能になります。呼吸器外科の場合には、肺がんや腫瘍の治療を行っているので、知識もいろいろと身に付いていくでしょう。他にも感染症に注意するべき診療科なので、感染症対策をしっかりと学ぶことで、どこの診療科でも役立たせることができます。
呼吸器外科で働く看護師の雇用環境
呼吸器外科で働く場合にも、やはり給料はどうしても気になるでしょうが、給料は病院によって異なっていることが多いので、病院によって差が出てしまうのが現状です。給料が高いということは、その分仕事が厳しいので、給料だけで職場を選ぶのはあまりよくありません。第二新卒でも就職しやすいのですが、それは呼吸器外科が病院にしか存在しない診療科だからです。ただし、その分求人数が少なくなるのですが、応募数が少ないので、転職しやすい職場になっています。
中には内視鏡室に限定したような求人もあるのですが、この場合には給料が高くなっているのが一般的です。一般的な呼吸器外科の場合には、大体看護師の平均的な給料になっていることが多いのですが、昇給やボーナスはしっかりと出ることが多いので、医療関連の職場ではない人から見れば、給料はよくなっていると言えるでしょう。手当も比較的多く支給されることが多いので、比較的恵まれた職場と言っても過言ではありません。
呼吸器外科に転職したい新人看護師さんへ
看護師の職場は全て大変なのですが、呼吸器外科も当然大変な部分があるということを始めに知っておきましょうね。では、呼吸器外科のどこが大変なのかというと、わかりやすく説明することがまず挙げられます。呼吸器の病気では、吸引するタイプの薬を使用することもありますし、点滴を行う場合もあります。さらには内視鏡に関する説明なども必要になるので、説明をするのが上手になります。
しかもただ説明するだけではなく、患者が怖がらないように、安心できるような説明をしなければいけません。そのためにはやはり知識がなければしっかりとした説明はできませんので、新人看護師のときにしっかり学んでおくことがいかに大切なのかがわかりますよね。他にも認定看護師の資格が取得できるので、頑張って資格を取れば、一般看護師の一段階上を目指せるということです。
●最近は患者が増加傾向にある
新人看護師は、呼吸器外科の仕事内容や、どのような治療を行うのかについては知っているでしょうが、実際に仕事をしないとわからない部分もあるでしょう。呼吸器外科は最近患者が増加傾向にあるのですが、それは肺の病気になる人が増えているからなんです。その原因はやはり高齢化でしょうが、PM2.5や黄砂などが日本へ飛んでくるようになったことも原因の1つでしょう。新人看護師が転職をして、第二新卒として呼吸器外科で働く場合には、患者が増加傾向にあることを知っておきましょうね。
患者が増えているのであれば、仕事も忙しいのではと思うのが普通ですよね。しかし、毎日忙しいというわけではないんですよ。それは内科でも同じような対応をしているからなのですが、呼吸器科というのは呼吸器専門に診ているので、内科に行く人と、呼吸器科にくる人に分かれるからです。しかし、呼吸器科の方がより専門的なので、最近では呼吸器外科を受診する人も増えているんです。